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韓国野球情報 "純情" 速報版

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 ・このページは韓国プロ野球に関するトピックスを掲載しています。
 ・韓国プロ野球についての基礎知識は"純情"で!
 ・韓国野球についての速報はKBO(ハングル語・鯖激重注意)などを参照下さい。
韓国プロ野球順位表 (日程終了)

チーム名
1現代133805120
2キア133785052
3サムソン133765344
4SK1336664314
5ハンファ1336365517
6LG1336071220
7斗山(トゥサン)1335774223
8ロッテ1333991341

 ※韓国では勝率ではなく勝利数で順位を決定しています。

韓国シリーズ・トーナメント表
韓国シリーズトーナメント表

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2003年10月29日(木)
(トピックス)

 2003年アジア野球選手権の韓国代表に選ばれていた現代の主砲で、今季イ・スンヨプと激しいHR王・打点王争いを繰り広げ打率.335(打撃成績2位)、53HR、142打点を記録したシム・ジョンスが、肩と左ひざの痛みが激しく初の太極旗(韓国の国旗)のついたユニフォームを着る前に代表から外れることとなりました。

 シム・ジョンスは、イ・スンヨプとの夢の最強3・4番コンビを組むことが期待されましたが、残念ながら実現しないことになりました。
 代わりにSKのライトのレギュラーとして活躍し、打率.328(打撃成績5位)を記録しチームの躍進に貢献したイ・ジニョンが代表に選ばれました。

 また長年サムソンのサードのレギュラーとして活躍し、代表経験も豊富なキム・ハンスがひじの故障で、またSK投手陣の柱の右腕イ・スンホが太ももの故障でそれぞれ代表から外れました。
 その代わりとして今季キアから移籍し現代のサードのレギュラーとして活躍しながら、怪我で91試合の出場にとどまりながらも打率.343をマークしたチョン・ソンフンと、通算152セーブをあげているベテラン左腕のチョ・ギュジェ(現代)が代表に選ばれました。

2003年10月28日(水)
(トピックス)

 LGは27日、イ・スンチョル新監督(42)が初のスタッフミーティングを行い、新生LGツインズが出発しました。

 イ・スンチョル監督はヘテ、サムソンでプレーし、1985年の新人王、3度の盗塁王のタイトルを取り5度のベストナインに輝く華々しい活躍を見せました。
 現役引退後は1999年からサムソンでコーチを勤め、2001年からLGの走塁コーチに就任しチームを支え、イ・グァンファン監督の辞任とともに監督へ昇格することになりました。
 イ・グァンファン前監督は、LGの2軍監督に降格することとなりました。

 今シーズン6位に終わったLGは、負傷により今シーズンを棒に振ったイ・ビョンギュなどの主力選手の復活に勢力を注ぎ、戦力の立て直しを図ります。
 また、LGは来年春の1次キャンプを1月下旬から2月中旬までオーストラリアで行なったあと、2次キャンプを3月上旬まで例年通り沖縄で行なうこととなりました。

2003年10月27日(火)
(トピックス)

 韓国シリーズを終え、今シーズンの全日程を終了した韓国プロ野球のMVPと新人王の選定が記者投票によって行なわれました。

 まず今シーズン韓国プロ野球新記録、そしてアジア新記録となるシーズン56HRを放ち、プロ野球ファンのみならず国民的な注目を集めたイ・スンヨプ(サムソン)が史上最多となる3年連続の5度目のMVPに選ばれました。
 イ・スンヨプは有効投票数102票のうち81票をしめ、イ・スンヨプのHR・打点王争いのライバルだったシム・ジョンス(現代)は13票、17勝をあげ最多勝に輝いた韓国シリーズMVPのチョン・ミンテ(現代)は7票にとどまりました。
 残り1票は最優秀救援投手に輝き、チームの韓国シリーズ初進出に大きく貢献したチョ・ウンチョン(SK)でした。

 新人王は、新人不作の年らしく低レベルな争いとなり選定に手間がかかりました。
 1回目の記者投票で過半数の得票を得た選手がいなかったため、42票のイ・ドンハク(現代)と33票のイ・テックン(現代)の2人による決選投票が行なわれ、イ・ドンハクが勝利し新人王に輝きました。
 イ・ドンハクは2000年現代に入団したものの、1軍登板のないまま軍に入隊し尚武(サンム・軍隊のスポーツ部隊)でプレーし続け、今年5月プロ野球に復帰し、主に先発として活躍し27試合で8勝3敗、防御率5.35の成績を残しました。

 そしてソウル市内のホテルで、MVP、新人王と各タイトルを獲得した選手たちの表彰式が行なわれ、今シーズンを彩ったスター選手たちが一堂に会しました。なお、日本のベストナインに当たるゴールデングラブ賞は後日選定されます。

2003年10月25日(土)
<韓国シリーズ 第7戦>
 現代7−0SK(ソウル・蚕室)

 3勝3敗のタイで迎えた韓国シリーズの最終戦は、現代の先発がこのシリーズ2勝をあげているエースのチョン・ミンテ、SKの先発がポストシーズンで2勝をあげているキム・ウォンヒョンで始まりました。
 3回まで両チームともにチャンスを作れないまま試合は進んでいきましたが、4回裏に現代が2死1、2塁のチャンスから5番レフトのブロンバーのタイムリーで1点を先制します。
 そして5回裏、現代は2アウトから6連打を放ち、4番ライトの主砲シム・ジョンスとブロンバーのタイムリーで4点をあげ、キム・ウォンヒョンをノックアウトし、5−0とリードを広げます。
 もう1点も与えられないSKは6回裏から守護神チョ・ウンチョンをマウンドに送りますが、現代は6回裏に2番セカンドのパク・チョンホのタイムリーで1点を追加し、さらに8回裏にもパク・チョンホはダメ押しのタイムリーを打ちます。
 チョン・ミンテはSK打線をわずか2安打に抑える完璧な投球で完封し、見事チームを3年ぶり3度目の韓国シリーズ制覇に導きました。

 このシリーズで、ポストシーズン史上最多の10勝目となる3勝をあげたチョン・ミンテは、現代が優勝した1998年以来2度目の韓国シリーズMVPに輝きました。
 一方打線ではチーム最多の10打点をあげたブロンバーの活躍が光りました。
 シーズンでは53HRを放ち活躍が期待された主砲のシム・ジョンスは、HRは1本も出ず3打点をあげただけで、大きく期待を裏切ってしまいました。

(韓国シリーズ総括)
 公式戦優勝の現代と、公式戦4位ながらも勢いに乗り韓国シリーズまで進出したSKの対戦は、戦前の現代有利の評判を覆し、予想以上の熱戦となりました。
 ですが結局はチョン・ミンテという絶対的なエースがいた現代に軍配が上がった格好となりました。
 ですが、もしシーズン中に13勝をあげ最優秀防御率のタイトルを取ったバワーズ(元横浜)が肩の故障にみまわれず、万全の状態で登板していたら、決着はもっと早くついていたかもしれません。

 一方で球団創設4年目にしてポストシーズンに初めて進出し、ここまで現代を苦しめたSKの健闘は、大いに賞賛されるべきものだと思います。
 SKはイ・スンホ、チェ・チュンモ、チェ・ビョンニョンら主力投手陣が若く、彼らがもう一皮向ければ、打線は今年大きく成長した主砲のイ・ホジュンを軸に十分破壊力がありますから、来年も優勝争いにからむ可能性は高いといえます。

 観客動員面で見ると、今回のシリーズは低調であったと言わざるを得ません。
 現代は1996年に太平洋ドルフィンズを買収しの球団が創設されて以来、3度韓国シリーズを制覇し毎年優勝争いに顔を出していますが、仁川(インチョン)から現在の本拠地の水原(スウォン)に移ってまだ4年と年月が浅く、またソウルや首都圏の他の都市への本拠地移転の噂も絶えず、水原市民の熱い支持を受けるに至らず、公式戦1試合あたりの平均観客動員数も2600人程度にしか過ぎません。
 SKは仁川を本拠地にして4年目であり、まだまだ地域に定着したとは言えないものの、観客動員数は文鶴(ムナク)野球場へ移転した去年から大きく伸び始め、今シーズンは8球団中2位となる公式戦1試合あたりの平均観客動員数約6700人を記録しています(1位はLGの約1万1千人)。
 また、球団も「仁川SK」と、仁川市民への地元意識に訴えるチーム名を使うことも多いです。
 ですが、新興球団であるがゆえに、全国的な人気や注目度は今ひとつであるといえましょう。

 こうした歴史の浅いチームどうしの対決となった今回の韓国シリーズは、文鶴で行なわれた第3戦では超満員となる約3万人、第4戦でも約2万4千人の観客を集めることができました。
 しかし水原で行なわれた第1戦では約1万人、第2戦では約7千人と満員にすることができませんでした。
 特に第1戦では、2000年の韓国シリーズ第6戦から続く入場者満員の記録が14試合で途切れてしまい、今年のシリーズの注目度の低さを図らずも明らかにしてしまいました。
 3万5千人程度の収容人数を誇るソウル・蚕室(チャムシル)野球場での第5、6戦でも観客は2万5千人前後であり、もっとも盛り上がるはずの第7戦では約1万8千人しか集まりませんでした。
 しかも、観客の中には応援のために動員された現代グループやSKグループの社員たちもいました。
 もしこれが韓国プロ野球最高のスターであるイ・スンヨプのいるサムソン、全羅(チョルラ)道出身者に熱い支持を受けているキアが進出していたら、蚕室での観客動員数はもっと多かったことでしょう。

 ですが今年の快進撃でファンを魅了し続けたSKは、今後の成績次第では仁川市民のみならず、韓国中のプロ野球ファンの心をつかむ可能性はあります。
 より一層の韓国プロ野球発展のため、SKが上位に定着し魅力ある野球を展開し、ファン層を拡大することを願わずにはいられません。

(野球W杯キューバ大会 7、8位決定戦)
 ブラジル8−3韓国

 現地時間24日、韓国代表は7位の座をかけてブラジル代表と対戦しました。
 韓国は3回に先発のイ・ジェヨン(トゥサン)と、2番手のリュ・テッキョン(LG)が乱調で四球を連発し、ブラジルに8点を献上してしまいます。
 韓国打線は完全に押さえ込まれ、9回に3点を返すのがやっとでした。
 この敗戦で韓国は8位が決定し、プロと大学生の混成チームで臨んだ今回の野球W杯は、全体としてまとまりを欠き期待を大きく裏切る結果となりました。

2003年10月24日(金)
<韓国シリーズ 第6戦>
 SK2−0現代(ソウル・蚕室)

 対戦成績を3勝2敗とし、3年ぶり3度目の韓国シリーズ優勝まであと1勝とした
 現代の先発はチョン・ジュンホ(今季4勝)で、対するもう後がないSKの先発はチェ・ビョンニョン(今季9勝)でこの試合は始まりました。
 SKは2回裏、2死1,2塁のチャンスに8番キャッチャーのパク・キョンワンが凡退し、先制のチャンスを逃します。
 ですが3回裏、先頭の9番ショートのキム・ミンジェが四球で出塁し、1番センターのチョ・ウォヌはバントで走者を2塁へ進めます。
 ここで2番ライトのイ・ジニョンは、チョン・ジュンホから見事にライトポール際のスタンド中段へHRを打ち、まずはSKが2点を先制します。
 現代は4回から2番手のシン・チョリンを登板させ、これ以上の追加点を与えないようにします。
 しかしSKのチェ・ビョンニョンは現代打線をしっかり抑えチャンスを作らせません。
 ようやっと現代は6回表に2死1,2塁のチャンスを作りますが、チェ・ビョンニョンは4番ライトの主砲シム・ジョンスを内野ゴロに打ち取り、ピンチを脱します。
 さらに現代は8回表、この回途中から登板したSKの2番手イ・スンホから1死1,2塁のチャンスを作ります。
 しかしここで登板したSKの守護神チョ・ウンチョンに、3番サードのチョン・ソンフンが併殺打に打ち取られてしまいます。
 チョ・ウンチョンは、9回表に4番シム・ジョンス、5番イ・スンヨン、6番ブロンバーを3者連続三振に切ってとり、SKが第6戦を制しました。
 チェ・ビョンニョンは7回と3分の1イニングを4安打無失点に抑え、ポストシーズン2勝目をあげました。
 チョ・ウンチョンは今年のポストシーズン5セーブ目をあげ、通算セーブ数を韓国プロ野球史上最多の8に伸ばしました。

 (野球W杯キューバ大会 5−8位決定戦)
 ニカラグア5−3韓国

 ベスト4進出をかけた日本戦に敗北した韓国代表は、現地時間で23日、ニカラグア代表と対戦しました。
 韓国は大学生投手が先発しますが、1回表ニカラグアに2点を先制されると、5回表に1点を追加され、その後も2点を追加されます。
 韓国は6回裏にまず1点を返し、7回裏と9回裏にキム・テギュン(ハンファ)のタイムリーが出て2点差に迫りましたが、追いつくことができず敗戦となりました。
 両チームの安打数は韓国が12本、ニカラグアが11本と韓国が上回りましたが、チャンスを生かせたかどうかが勝敗の明暗を分けてしまいました。
 韓国代表は、現地時間の24日にブラジル−アメリカ戦の敗者と7,8位決定戦を戦います。

 (トピックス)
 先日米大リーグ進出を公言したイ・スンヨプ(サムソン)と同じく、今シーズンオフに米大リーグ進出が噂されていたシム・ジョンス(現代)が、韓国シリーズ第6戦を前に、記者たちに対して今シーズンオフの大リーグ進出をしないことにした、と自らの口から述べました。
 シム・ジョンスは当初ポスティングシステムでの大リーグ移籍を考えていました。
 ですが今シーズンはまだプロ入り8年目で、9年目から与えられるFA権は当然獲得できません。
 そのため現時点での移籍は高額の移籍料がかかるため、来シーズンオフFA権を取得してから米大リーグに挑戦することにしたとのことです。

2003年10月23日(木)
<韓国シリーズ 第5戦>
 現代8−3SK(ソウル・蚕室)

 対戦成績2勝2敗で迎えた韓国シリーズ第5戦は、SKの先発がイ・スンホ(今季5勝)、現代の先発がキム・スギョン(今季10勝)で始まりました。
 先手を取ったのは現代でした。2回裏無死1、2塁のチャンスを作ると、6番レフトのブロンバーが先制タイムリーを打ち1点を先行します。
 続く3回裏には、3番サードのチョン・ソンフンとブロンバーのタイムリーなどで5点を奪い、イ・スンホをノックアウトし6−0とリードを広げます。
 SKは5回表に代打チョン・ギョンベのソロHRで1点を返しますが、その裏9番ショートのパク・チンマンの2点タイムリーで8−1とリードを広げます。
 キム・スギョンはSK打線を8回までわずか2安打1失点に抑えます。
 9回表SKは現代の2番手イ・サンヨルから3番ファーストのキム・ギテの2ランを打ち反撃します
 が、後続が断たれこれ以上点差を詰めることができませんでした。
 現代はこの勝利で対戦成績を3勝2敗とし、3年ぶり3度目の韓国シリーズ制覇にあと1勝と王手をかけました。
 勝ち投手となったキム・スギョンは、韓国シリーズ通算4勝目をあげました。

 (野球W杯キューバ大会 決勝トーナメント1回戦)
 日本2−0韓国
 
 現地時間22日、予選A組を3勝3敗の4位で通過した韓国代表は、予選B組を7戦全勝で1位通過した社会人選手で構成された日本代表と、準決勝進出をかけて戦いました。
 韓国は嶺南(ヨンナム)大のソン・スンナク投手が先発しましたが、6回日本の竹原(三菱自動車岡崎)に先生HRを打たれ1点を先制されます。
 そして竹原は8回にもタイムリーを打ち、2−0とリードを広げます。
 韓国打線はソン・スンナクの好投に応えられず、野間口(シダックス)と谷村(三菱ふそう川崎)の2人の前に完全に抑えられてしまいました。
 日本にこのまま敗戦した韓国は、5−8位決定戦に回ることとなり、まずはニカラグアとの対戦に臨み、これに勝った場合はアメリカ−ブラジル戦の勝者と戦います。

2003年10月21日(火)
<韓国シリーズ 第4戦>
 現代9−3SK(仁川・文鶴)

 SKが対戦成績2勝1敗とリードした韓国シリーズ第4戦の先発は、現代が1戦目に見事チームを勝利に導いたエースのチョン・ミンテ、SKがシーズン中は主に中継ぎで登板し準プレーオフ第1戦で先発したキム・ヨンス(今季3勝)でした。
 試合は1回表、2番セカンドのパク・チョンホのソロアーチで1点を先制します。
 しかしその裏、SKは2番センターのイ・ジニョン、3番ファーストのキム・ギテの連打と4番DHイ・ホジュンの四球で1死満塁のチャンスを作ると、続く5番キャッチャーのパク・キョンワンの内野ゴロの間に3塁走者が生還し同点とします。
 そして6番セカンドのディアズ(元広島)、7番ライトのチェ・ジョンボムの連続タイムリーでSKは2点を奪い、3−1と逆転します。
 そして3回表、現代は2死2、3塁のチャンスに3番ライトの主砲シム・ジョンスが韓国シリーズ初タイムリーを打ち1点を返すと、続く4番センターのイ・スンヨンのタイムリーで3−3の同点に追いつき、キム・ヨンスをマウンドから降ろします。
 5回表、現代はSKの2番手キム・ウォンヒョンから無死1、2塁のチャンスを作り、イ・スンヨンが2点タイムリーを放ち勝ち越しに成功します。
 さらに7回表にも現代は5番レフトのブロンバーのタイムリーで1点を追加し、9回表には2死満塁のチャンスに1番DHチョン・ジュンホが走者一掃の3点タイムリー2塁打を打ち、リードをさらに広げました。
 1回に3失点したチョン・ミンテは6回で降板し、その後はチョ・ギュジェ、クォン・ジュンホン、イ・サンヨルと中継ぎ陣がSK打線を0点に抑え、現代はSKに快勝しました。
 これで対戦成績は2勝2敗の五分となりました。
 2勝目をあげたチョン・ミンテは、これで韓国シリーズ5連勝となり、史上最多のポストシーズン通算9勝目を記録しました。
 韓国シリーズ第5戦は舞台を仁川(インチョン)からソウル・蚕室(チャムシル)野球場に変え、23日に行なわれます。

 (野球W杯キューバ大会 予選A組第6戦)
 韓国4−2イタリア
 
 現地時間20日に行なわれた韓国代表の予選リーグの最終戦であるイタリア戦は、ベスト8進出がかかった大一番となりました。
 韓国は1回にチェ・ギムン(ロッテ)の満塁HRで4点をリードすると、これを先発のイ・ジェヨン(トゥサン)が8回無失点で抑え、何とか勝利で飾ることができました。
 これで韓国は予選リーグ3勝3敗とカナダと同率4位となりましたが、韓国はカナダに勝っているため、対戦成績重視のルールにより韓国が4位扱いとなり決勝トーナメント進出を決めました。
 次の試合は、現地時間22日にB組で7戦全勝の1位となった日本との決勝トーナメント1回戦です。

2003年10月20日(月)
(野球W杯キューバ大会 予選A組第5戦)
 ニカラグア3−2韓国

 韓国の先発は大学生投手でしたが、2回表に2本のソロHRを打たれ先制されます。
 その裏韓国はキム・テギュン(ハンファ)が出塁すると相手のエラーが重なり、2−2の同点に追いつきます。
 しかし4回表、ニカラグアに3連打で1点を勝ち越されると、韓国打線は沈黙し1点差を追いつけず敗戦してしまいました。
 この結果、韓国は通算成績2勝3敗となり、21日(韓国時間)のイタリア戦に勝たなければ、A組4位以上が進出できる決勝トーナメントに進出できないこととなりました。

 (トピックス)
 韓国プロ野球史上初の日本人選手(在日韓国人を除く)である入来智が、来季もトゥサンでプレーすることが決まりました。
 入来は今季39試合に登板し、7勝11敗5S、防御率3.74の成績を残しました。
 入来はシーズン当初は抑えとして起用されましたが、サムソンとの開幕戦で同点の9回裏のピンチで登板し、連打され負け投手となり、その後チームも低迷が続き5月までに5Sをあげただけにとどまりました。
 さらには5月下旬には右足の故障で2軍落ちし、6月中旬に復帰した際には先発として起用されることとなりました。
 そして6月15日のロッテ戦で先発し、来韓初勝利をあげたあとはシーズン終了までローテーションを外れることなく投げ続けました。
 入来は好投しながら打線の援護に恵まれず敗戦投手となったこともあり、7勝にとどまりました。
 しかし安定した投球内容と、今年で36歳になったにもかかわらず規定投球回数に達し、6試合で完投した体力面も評価され、来季も再契約を結ぶことになりました。
 来季も日韓プロ野球の橋渡しとしてさらなる活躍を期待します。
 なお、トゥサンのもう一人の外国人投手で、昨年キアで19勝をあげ最多勝に輝きましたが、今季は7月に不振でトゥサンにトレードされ8勝にとどまったキーファーも、来季の再契約が決まりました。

 11月のアジア野球選手権の韓国代表に選ばれていたホン・セワン(キア)が、精密検査の結果右ひざじん帯の負傷が明らかになったため、代表から外れることとなりました。
 ホン・セワンはキアの4番ショートとして活躍し、今季129試合に出場し打率.290、22HR、100打点の成績を残し、キアの公式戦2位進出に大きく貢献しました。
 ですが、右ひざの故障を隠しながらプレーしていたため、これ以上悪化させないため代表を外れ、治療に専念することになりました。
 その代役として、キム・ミンジェ(SK)が代表入りしました。現在韓国代表は韓国シリーズを戦っているSK、現代の選手を除いて光州(クァンジュ)で調整のための合宿を行なっています。

2003年10月19日(日)
<韓国シリーズ 第3戦>
 SK5−3現代(仁川・文鶴)

 1勝1敗で迎えた韓国シリーズの第3戦は、現代の先発がキム・スギョン(今季10勝)、SKの先発がチェ・ビョンニョン(今季9勝)で始まりました。
 現代は1回表、5番サードチョン・ソンフンと6番レフトのブロンバーの連続タイムリーでまず2点を先制します。
 しかしSKは3回裏、2番センターのイ・ジニョンの2ランで同点に追いつき、さらに4回裏には8番サードのアン・ジェマンのタイムリーで1点を勝ち越し、キム・スギョンをノックアウトします。
 チェ・ビョンニョンは2回以降現代打線をしっかり抑えます。
 8回表現代はチェ・ビョンニョンを捕らえ、ついにチョン・ソンフンの犠牲フライで同点に追いつき、ここでSKは投手を守護神のチョ・ヨンジュンに交代し、反撃を断ちます。
 そしてその裏、現代は守護神のチョ・ヨンジュンを投入しましたが、この回SKの先頭打者の代打ヤン・ヒョンソクが出塁すると、これをアン・ジェマンがバントで2塁に送り、そして9番ショートのキム・ミンジェがタイムリーを放ち1点を勝ち越します。
 続く1番センターのチョ・ウォヌもタイムリーを放ち5−3と、リードを2点に広げます。
 一方チョ・ウンチョンは9回現代を三者凡退にきって取り、見事チームを勝利に導きました。
 チョ・ウンチョンはポストシーズン初勝利をあげ、通算成績は1勝4敗、防御率は1.04とチームの快進撃に大きく貢献しています。
 SKの2勝1敗となった韓国シリーズ第4戦は、21日に第3戦と同じ文鶴野球場で行なわれます。

(トピックス)
 キューバで開かれている野球W杯で、18日(現地時間)に韓国代表は4戦目となるカナダ代表と対戦し17−5と7回コールドで大勝し、通算成績を2勝2敗とし予選リーグを突破してのベスト8進出に前進しました。
 初回から韓国はカナダを圧倒し、まずキム・チャンヒ(トゥサン)のタイムリーで先制すると、2回にはチェ・ギムン(ロッテ)の3ランで追加点を奪います。
 その後5回にはソン・ジファン(LG)、7回にはキム・テギュン(ハンファ)のホームランなどが飛び出し、韓国は確実にチャンスを生かしカナダを圧倒し続けました。
 先発のイ・ジェヨン(トゥサン)は5回を1失点に抑え、勝利投手となりました。

2003年10月18日(土)
<韓国シリーズ 第2戦>
 SK5−3現代(水原)

 現代がまず1勝をあげた韓国シリーズ第2戦は、SKの先発がスミス(今季7勝)、現代の先発が最優秀防御率に輝いたバワーズ(今季13勝、元横浜)の両外国人で始まりました。
 始球式は人気女性アイドルグループのピンクルのメンバーで、最近ソロアルバムを発表し好評を博しているイ・ヒョリが行い、場内を沸かせました。
 試合は2回表、SKが4番DHイ・ホジュンのソロHRで先制します。
 しかしその裏、現代はまず4番センターのイ・スンヨンのソロHRで同点とすると、スミスは続く5番サードのチョン・ソンフンに2塁打を打たれ、続く6番レフトのブロンバーのタイムリーで1点を勝ち越されます。
 そして8番キャッチャーのキム・ドンスにも追加点となる3点目のタイムリーを打たれ、ここでスミスは降板します。
 4回までバワーズにイ・ホジュンのソロHRだけに抑えられていたSKは、5回表に代打アン・ジェマンの2ランで3−3の同点に追いつきます。
 現代は6回表にバワーズを降板させ、早めの継投策でSK打線を抑えようとします。
 一方SKの2番手チェ・チュンモ(今季10勝)も現代打線をなんとか抑え、勝ち越し点を許しません。
 そして8回表、SKは先頭打者の2番センターのチョ・ウォヌが現代の4番手のクォン・ジュンホンから2塁打を打ち出塁すると、続く3番ファーストのキム・ギテのタイムリーでついに1点を勝ち越します。
 さらに5番キャッチャーのパク・キョンワンにもタイムリーが出て、この回5−3と2点をリードします。
 SKは8回途中からロングリリーフで好投したチェ・チュンモから守護神のチョ・ウンチョンに交代させ、現代の反撃を断ち韓国シリーズ初勝利をあげ、1勝1敗のタイとしました。
 チェ・チュンモはポストシーズン初勝利をあげ、チョ・ウンチョン(2000年まで現代に在籍)はポストシーズン新記録となる通算7セーブ目をあげました。

2003年10月17日(金)
<韓国シリーズ 第1戦>
 現代3−2SK(水原)

 韓国シリーズ初出場となるSKと、3年ぶり3度目の韓国チャンピオンを目指す現代の韓国シリーズ第1戦は、現代の先発が今季17勝をあげ最多勝に輝き、先発での21連勝の韓国プロ野球記録を達成したチョン・ミンテ、SKの先発が投手陣の柱として期待されながらも、故障によりわずか5勝に終わったイ・スンホにより始まりました。
 まず試合は3回裏、現代の先頭打者8番キャッチャーのキム・ドンスがヒットで出塁すると、続く9番ショートのパク・チンマンが犠打で手堅く2塁に進め、トップに帰って1番DHチョン・ジュンホがタイムリーを放ち1点を先制します。
 さらに2番セカンドのパク・チョンホにもタイムリーが出て、この回2点をリードします。
 さらに5回裏、現代は2死1,3塁のチャンスから3番ライトのシム・ジョンスが打ったゴロをSKのサードのディアズ(元広島)がこぼしてしまい、その間に3塁走者が生還し1点を追加します。
 チョン・ミンテはSK打線を6回まで完全に抑えていましたが、7回裏8番セカンドのチョン・ギョンベにタイムリーを打たれたところで、2番手のクォン・ジュンホンに交代します。
 SKはこの回9番ショートのキム・ミンジェにもタイムリーが出て、3−2と1点差に迫ります。
 しかしその後現代は8回途中から守護神のチョ・ヨンジュンを投入し1点差を守りきり、まずシリーズ1勝目をあげました。
 これで現代は2001年のトゥサンとのプレーオフから続くポストシーズンでの連敗を5で止めました。
 チョン・ミンテはポストシーズン通算9勝目をあげ、ポストシーズン6連勝の新記録を達成しました。
 チョ・ヨンジュンはポストシーズン初セーブをあげました。

 (トピックス)
 キューバで行なわれている野球W杯の韓国代表は、15日に緒戦のキューバ戦に4−0と完封負けしてしまいました。
 今回の韓国代表は大学生とプロ選手の混成チームですが、プロ選手はトゥサン、ロッテ、ハンファ、LGなどの下位チームのレギュラーか1軍半の選手ばかりです。
 両チームともに5安打ずつとチャンスは少なかったものの、キューバはチャンスを確実にものにし、韓国はチャンスに凡打ばかりと両チームの集中力の差が出てしまいました。
 翌16日に韓国はロシアと対戦し、26−3と7回コールドで圧勝しました。
 4番のキム・テギュン(ハンファ)は2HRを放ち、大学生の投手を主体とした継投もロシア打線を3点に抑えました。
 17日に韓国はプロアマ混成チームの台湾と対戦しました。韓国は1回表台湾の先発投手の暴投で、走者チョン・サンヨル(トゥサン)が生還し1点を先制します。
 ですがその裏韓国は先発の大学生投手が四球を連発し4点を奪われ逆転されてしまいます。
 韓国は台湾の8安打を上回る11安打を放ったものの、その後も台湾に追加点を取られ8−2で負けてしまいました。

 (おまけ)
 日本のセ・リーグで、今シーズンはウッズ(横浜)がラミレス(ヤクルト)とHR王のタイトルを分け合いましたが、それに関連する記事が韓国のスポーツ朝鮮(チョソン)に載っています。
 記事へのリンク(ハングル語)
 ウッズの背広姿の写真が掲載され、見出しの太文字は、「元トゥサンの打者ウッズ、日本のセ・リーグでホームラン王に登りつめる」とあります。
 ウッズは1998年、韓国プロ野球で外国人選手が解禁された時にOBベアーズ(トゥサンの前身)に入団し、その年当時のシーズンHR最多記録となる42HRを記録し、一躍人気者となりました。
 その後2001年には打点王を獲得し、トゥサンの韓国シリーズ制覇に貢献し、シリーズMVPにも輝きました。
 昨年限りでトゥサンを退団し韓国プロ野球に別れを告げましたが、韓国での5年間で174HRを放ち、韓国プロ野球史上最高の外国人選手であることは間違いがありません。
 ウッズは過去に何度か日本プロ野球からの誘いがあり本人も行く気はありましたが、トゥサンが手放さなかったため実現しませんでした。
 今年になってようやっと日本進出が実現し、見事史上初となる日韓本塁打王に輝いたというわけです。
 来年以降のウッズの更なる活躍に期待します。

2003年10月15日(水)
<トピックス>
 アジア野球選手権の韓国代表に選ばれていたク・デソン(オリックス)が、シーズン終盤に痛めた左ひざの故障が完治しないため、代表を辞退することになりました。
 その代わりとして、イ・スンホ(SK)が代表入りしました。
 (訂正:9月30日付の記事で、SKのイ・スンホ投手が代表入りしたとありましたが、こちらは最多奪三振のタイトルに輝いたLGのイ・スンホ投手の間違いでした。お詫び申し上げます。二人は漢字こそ違いますが、韓国語での発音上はまったくの同名です。SKのイ・スンホ投手は2000年の新人王に輝き、昨年までの3年間で30勝をあげSK先発陣の軸として活躍しましたが、今年は故障に悩まされわずか5勝にとどまりました。)

 公式戦2位ながらもプレーオフでSKに敗退したキアのキム・ソンハン監督が2年間で年俸と契約金込みの5億ウォン(約5000万円)で、契約を再更新しました。
 キム・ソンハン監督は1980年代にキアの前身のヘテタイガースの主力打者として3度の本塁打王、2度の打点王に輝き、ソン・ドンヨルらとともにチームの黄金時代を築きました。
 キム・ソンハン監督は、2001年シーズンからヘテの黄金時代を築いた名将キム・ウンニョン監督(現サムソン監督)の後を受け監督に就任し、2001年シーズン途中にヘテがキアに身売りしたことにより、キアタイガース初代監督となりました。
 1990年代後半のヘテ時代の末期に親会社の業績不振により、イ・ジョンボムらの主力選手を放出し弱体化したタイガースを、昨年・今年と公式戦2位に導いた手腕が高く評価されています。

 昨年は公式戦4位ながらも韓国シリーズに進出しましたが、今年は6位に終わったLGのイ・グァンファン監督が辞任しました。
 イ・グァンファン監督は昨年チームを韓国シリーズに導きながらも、フロントとの確執で退団した名将キム・ソングン監督の後を受け今年から監督に就任しました。
 しかしチームの不振で新風を吹き込もうとしたフロントは、イ・グァンファン監督との契約期間が残っているにもかかわらず、ソン・ドンヨル氏を監督か、あるいは2軍監督などの主要ポストに迎え入れようとしました。
 ですが結局この交渉はうまくいかず、ソン・ドンヨル氏はサムソンの投手コーチとなりました。
 そのあおりを受け、フロントに不信を抱き長く監督の座にとどまれないと判断したイ・グァンファン監督は辞任を決断したというわけです。
 突然の辞任ということで、後任監督の人選は若手コーチの内部昇格にするか、それともLGの出身者で他球団で活躍する指導者にするかでかなりもつれるものと思われます。
 またこれから予定されているチームの秋季練習は、監督不在という異常事態になってしまい、選手たちも動揺の色を隠せないようです。

2003年10月12日(日)
<プレーオフ第3戦>
 SK10−4キア(仁川・文鶴)

 SKが敵地光州(クァンジュ)で連勝し、韓国シリーズ進出に王手をかけるという意外な展開となったプレーオフの第3戦は、SKの本拠地仁川(インチョン)・文鶴(ムナク)野球場で、3万人強の大観衆を集め行なわれました。
 SKの先発はチョ・ジンホ(元レッドソックス、今季4勝)、キアの先発はリオス(今季10勝)で試合が始まりました。
 勢いに乗るSKは、1回裏2番ライトのイ・ジニョンの2ランで先制します。
 一方このままで終われないキアは、2回表に7番DHイ・ジェジュの2ランで同点としますが、その裏SKの先頭打者にヒットを打たれた時点で先発のリオスをあきらめ、2番手としてベテランのイ・ガンチョルを投入します。
 3回表キアは4番ショートのホン・セワンのタイムリーで1点を勝ち越すと、SKはここで先発のチョ・ジンホをあきらめ2番手としてチェ・チュンモ(今季10勝)を投入します。
 SKは3回裏、4番DHイ・ホジュンのタイムリーで同点とすると、6番セカンドのチョン・ギョンベの犠牲フライで勝ち越し、さらにこの回2点を追加しイ・ガンチョルをノックアウトし、6−3と一気に逆転に成功します。
 さらにSKは4回裏に5番キャッチャーのパク・キョンワンの3ランなどで4点を追加し、10−3と大きくリードを広げます。
 SKは4回途中から3番手としてポストシーズン絶好調のベテラン、キム・ウォンヒョンを投入し、6回まで投げさせキアの反撃を1点に抑えます。
 キアは必死の継投で5回以降SKを無得点に抑えますが、序盤の大量失点が痛すぎました。
 SKは7回以降も継投でキア打線にチャンスを作らせず試合に勝利し、プレーオフ3連勝で球団史上初となる韓国シリーズ進出を決めました!
 3番手のキム・ウォンヒョンはポストシーズン2勝目をあげ、プレーオフMVPとしては10打数8安打を放ち、チームの3連勝に大きく貢献したイ・ジニョンが選ばれました。
 公式戦首位現代とSKとの韓国シリーズは、17日から第1・2戦が現代の本拠地水原(スウォン)で、20日から第3・4戦が仁川・文鶴野球場で、23日からの第5戦以降はソウル・蚕室(チャムシル)野球場で行なわれ、先に4勝したほうが優勝となります。

(トピックス)
 1980年代後半からヘテタイガース(現キア)の7度の韓国シリーズ優勝に貢献し続け、最多勝などのタイトルに何度も輝き日本の中日でも活躍した韓国球界の国宝、ソン・ドンヨル氏がサムソンの投手コーチに就任することが決まりました。
 ソン・ドンヨル氏は昨年オフ数球団から監督就任の要請を受けましたが、コーチ経験がないことを理由にすべて断ってしまいました。
 今年は指導者としての経験を積むため、古巣の中日の2軍コーチ研修に参加していました。
 9月以降来季の人事に向けて動き出した各球団がソン・ドンヨル氏にアプローチを始め、トゥサンは今年で契約が切れ退任するキム・インシク監督の後任として正式な監督就任要請を行い、正式契約までこぎつけようとしました。
 しかし、コーチ陣の人選や戦力補強など条件面が折り合わず、この話は結局まとまりませんでした。
 その後LGが監督要請をしましたが、まだ契約が残るイ・グァンファン現監督の処遇などをめぐって話は平行線をたどりました。
 結局この日、近い将来の後任監督ということで投手コーチの就任要請をしていたサムソンと条件面が折り合い、ソン・ドンヨル氏は正式契約を結びました。
 キム・ウンニョン現サムソン監督は、ソン・ドンヨル氏のヘテ在籍時の監督であり、監督業を学ぶにはうってつけの人材であると言えます。
 果たしてソン・ドンヨル氏はコーチ、監督としても韓国プロ野球史上に金字塔を打ち立てることができるのでしょうか?
 なお、ソン・ドンヨル氏との交渉がまとまらなかったトゥサンは、新監督としてキム・ギョンムンバッテリーコーチの内部昇格を決めました。

2003年10月10日(金)
<プレーオフ第2戦>
 SK2−0キア(光州)

 注目のプレーオフ第2戦は、第1戦に快勝したSKの先発がスミス(今季7勝)、キアの先発はジョンソン(元近鉄、今季8勝)と両外国人投手の投げあいで序盤が繰り広げられました。
 SKは1回表、4回表と得点圏にランナーを進めましたが得点をあげられず、キアは序盤からスミスにしっかりと抑えられてしまいます。
 そして5回表、SKは1番センターのチョ・ウォヌの2ランで先制します。キアは6回表に先発のジョンソンをあきらめ、2番手に抑えのイ・ガンチョル、一人をはさんで8回表から4番手に中継ぎエースのシン・ヨンウンを投入し、なんとかSK打線を抑えます。
 しかし、SKは7回途中から早々と2番手として守護神のチョ・ウンチョンを投入し、キア打線にチャンスを作らせません。
 結局見事な完封リレーでキア打線をわずか3安打に抑えたSKが快勝し、韓国シリーズ進出に王手をかけました。
 まるでシーズン中盤まで優勝争いをしていた時の強さがよみがえったかのようです。
 注目の第3戦は、12日にSKの本拠地仁川(インチョン)・文鶴(ムナク)野球場で行なわれます。

2003年10月09日(木)
<プレーオフ第1戦>
 SK4−1キア(光州)

 サムソンとの準プレーオフを2連勝で勝ち上がってきたSKは、公式戦2位のキアと3戦先勝のプレーオフを戦います。
 注目の第1戦はキアの本拠地光州(クァンジュ)・無等(ムドゥン)野球場で行なわれ、キアの先発がキム・ジヌ(今季11勝)、SKの先発がチェ・ビョンニョン(今季9勝)で始まりました。
 SKは1回表、いきなり2死2、3塁のチャンスを作ると、3塁走者の2番ショートのキム・ミンジェがキム・ジヌが2塁へ牽制球を投げる間に韓国プロ野球ポストシーズン史上初となるホームスチールを決め、1点を先制します。
 さらにSKは2回表に1番センターのチョ・ウォヌのタイムリーで1点を、4回表には9番サードのアン・ジェマンの2ランでリードを広げ、キム・ジヌをノックアトします。
 チェ・ビョンニョンはキア打線を5回まで2安打無失点に抑え、準プレーオフで好投したキム・ウォンヒョンに6回からマウンドを託します。
 キアは7回裏に6番DHイ・ジェジュのタイムリーで1点を返しますが、あとはキム・ウォンヒョンに抑え込まれました。
 キアも必死の継投でSK打線を抑えますが、打線の援護に恵まれませんでした。
 SKは前身のサンバンウルレイダース時代を含めても、初の進出となるプレーオフ初戦を勝利で飾りました。
 チェ・ビョンニョンはポストシーズン初勝利を、キム・ウォンヒョンは初セーブをそれぞれあげました。

2003年10月08日(水)
<トピックス>
 今シーズンアジア新記録となるシーズン56本塁打を記録し、今シーズンオフにFA権を取得するため以前から米大リーグ進出が噂されていた、イ・スンヨプ(サムソン)が政府広報のラジオ広告の収録をソウルで行なった後記者会見を開き、初めて自らの口から大リーグ進出を明らかにしました。
 イ・スンヨプはサムソンで一塁手として活躍し続け、他のポジションを守った経験がないことから、指名打者制をとるアメリカン・リーグのチームに行きたい、との希望を明言しました。
 またいくつかのチームから具体的な話もあることも言及し、ライバルとして同じ左の長距離砲であるヤンキースの松井の名をあげ、いまは松井のほうが格が上だが2年以内に松井を抜いてみせると公言し、強い意欲を見せました。

2003年10月05日(日)
<準プレーオフ第2戦>
 SK3−2サムソン(仁川・文鶴)

 プレーオフ進出に王手をかけたSKのホーム文鶴(ムナク)野球場には、アジア新記録となる第56号HRを打ち大フィーバーを起こしたイ・スンヨプ(サムソン)の雄姿と、SKの快進撃を見ようという地元野球ファンたちが集まり、普段静かなこの球場で約2万1千人の入場者を記録しました。
 試合はサムソンの先発がキム・ジヌン(今季9勝)、SKの先発がスミス(今季7勝)で始まりました。
 試合は2回裏、SKが8番レフトのチョ・ギョンファンがタイムリーを打ち1点を先制します。
 さらに3回裏、SKは4番イ・ホジュンと7番パク・キョンワンのタイムリーで2点を追加し、キム・ジヌンをノックアウトします。
 サムソンは4回表、2番セカンドのコ・ジヘンがソロHRを打ち1点を返します。
 そして3番ファーストのイ・スンヨプと4番レフトのヤン・ジュンヒョクが連打でチャンスを作り、SKは先発スミスから前日の第1戦に中継ぎで登板し好投したキム・ウォンヒョン(今季7勝)に投手を交代します。
 その期待に応え、キム・ウォンヒョンは続く5番DHマ・ヘヨンを併殺打に打ち取り、ピンチをしのぎます。
 その後サムソンの2番手ペ・ヨンス(今季13勝)はなんとかSK打線を抑え、打線の奮起に期待しますが、SKはキム・ウォンヒョンがランナーは出すものの要所をしめ、サムソンの反撃を断ちます。
 サムソンは8回裏には守護神のノ・ジャンジン(今季30SP)まで登板させ、必勝体制を取ります。
 3−1と2点差で迎えた9回表、サムソンはSKの守護神チョ・ウンチョン(今季36SPで最優秀救援投手)から8番キャッチャーのチン・ガビョンのタイムリーで1点を返し、さらに2死1、3塁と一打逆転のピンチを迎えます。
 しかし最後の打者を打ち取り、SKが2試合連続で1点差試合をものにし、2連勝で球団史上初のプレーオフ進出を決めました。
 ロングリリーフで好投したキム・ウォンヒョンが勝ち投手となり、チョ・ウンチョンはポストシーズン2セーブ目をあげました。
 サムソンは韓国シリーズ連覇の道を断たれてしまい、シーズン終盤の連戦による先発投手陣の不調がそのままポストシーズンまで続いてしまった格好となりました。
 特に第1戦7回裏でのトリプルプレーが、準プレーオフの勝敗の行方を左右してしまったといっても過言ではないかもしれません。
 SK−キアのプレーオフは、9日から第1戦、2戦がキアの本拠地光州(クァンジュ)・無等(ムドゥン)野球場で、1日移動日をはさんで第3、4戦がSKの本拠地文鶴野球場で、その後1日移動日をはさんで第5戦がソウル・蚕室(チャムシル)野球場で行なわれ、先に3勝したほうが17日からの現代との韓国シリーズを戦います。

 (トピックス)
 1995年から昨シーズンまで1014試合の連続試合出場の韓国プロ野球記録を打ち立てた韓国プロ野球界の鉄人、SKのチェ・テウォンが今季限りでの引退を発表し、11年間の現役生活にピリオドを打つこととなりました。
 チェ・テウォンはこの日準プレーオフ第2戦の前にファンたちへ引退のあいさつを告げました。
 チェ・テウォンは主に2塁のレギュラーとして、SKの前身のサンバンウルレイダース時代からチームの主軸として活躍しました。
 通算成績は1284試合に出場し、打率.268、1133安打、24HR、344打点、130盗塁を記録しています。

2003年10月04日(土)
<準プレーオフ第1戦>
 SK6−5サムソン(大邱)

 昨年の覇者サムソンと、球団創設4年目にして初のポストシーズン進出となったSK(前身のサンバンウルレイダースを含めると2度目)の準プレーオフ第1戦は、サムソンの先発がチョン・ビョンホ、SKの先発はキム・ヨンスで始まりました。
 試合は1回表、3番ファーストのディアズ(元広島)がヒットで出塁し2塁まで進塁すると、チョン・ビョンホが暴投する間にホームインしまずSKが1点を先制します。
 そして3回表、SKは5番キャッチャーのパク・キョンワンの2ランなどで3点を取り、リードを広げチョン・ビョンホをノックアウトしますが、その裏サムソンも5番レフトのヤン・ジュンヒョクのタイムリーで1点を返します。
 4回表SKは9番ショートのキム・ミンジェの2ランで追加点をあげますが、その裏サムソン1番センターのパク・ハニの内野ゴロの間に1点を返します。
 5回裏、サムソンは3番ファーストの主砲イ・スンヨプがSKの2番手イ・スンホからソロHRを放ち、反撃ののろしを上げます。
 この回7番カン・ドンウのタイムリーで更に2点を返したサムソンは、6−5と1点差に迫ります。7回裏サムソンは無死1、3塁のチャンスを作りましたが、打者が三振し飛び出していた1塁ランナーが挟殺され、この隙に生還しようとした3塁走者もホームで刺され、韓国プロ野球ポストシーズン史上初のトリプルプレーで完全にサムソンは勢いを失いました。
 サムソンは5番手の今季13勝をあげたエース、イム・チャンヨンが6回から9回まで無失点に抑えましたが、あと1点が取れませんでした。
 5回に3点を取られながらも7回まで投げたSKのイ・スンホはポストシーズン初勝利をあげ、守護神のチョ・ウンチョンは初セーブをあげました。

2003年10月03日(金)
(トピックス)
 3年連続の最下位に終わったロッテは、8月の白仁天(ペク・インチョン)監督更迭後指揮を取っていたキム・ヨンチョル監督代行を解任し、来季の新監督としてヤン・サンムンLG投手コーチ(42)を迎えることを発表しました。
 ヤン・サンムン新監督は現役時代ロッテなどでプレーし、現役引退後は1994年から2001年までロッテのコーチを務め、昨年からLGのコーチとなっていました。
 近年の低迷から脱出するため、ロッテは監督、コーチともに若返りを図り抜本的改革を行なっていく方針です。

 また、2日で公式戦は終了し、4日から3位サムソンと4位SKの準プレーオフを皮切りに、プレーオフ、韓国シリーズと続くポストシーズンが始まります。
 その前に、今シーズンのタイトル獲得選手を記載します。
 個人成績各部門上位者は、後日記載します。

 <打者部門>
 首位打者:  キム・ドンジュ(トゥサン)  .342
 本塁打王:  イ・スンヨプ(サムソン)   56本
 打点王:   イ・スンヨプ(サムソン)   144点
 最多安打:  パク・ハニ(サムソン)    170安打
 盗塁王:   イ・ジョンボム(キア)    50盗塁
 最高出塁率: シム・ジョンス(現代)    .478
 最高長打率: シム・ジョンス(現代)    .720
 最多得点:  イ・スンヨプ(サムソン)   115得点

 <投手部門>
 最多勝:   チョン・ミンテ(現代)    17勝
 最優秀防御率:バワーズ(現代)       3.01
 最優秀勝率: チョン・ミンテ(現代)    .895
 最優秀救援: チョ・ウンチョン(SK)   36SP
 最多奪三振: イ・スンホ(LG)      157
 最多ホールド:チャ・ミョンジュ(トゥサン) 16
        イ・サンヨル(現代)

2003年10月02日(木)
<試合結果>
 ロッテ6−4サムソン(大邱)
 LG7−4ハンファ(ソウル・蚕室)
 SK4−2キア(仁川・文鶴)

 <ロッテ6−4サムソン>
 1999年に韓国プロ野球新記録となるシーズン54HRを放ち、その後記録更新を期待されながら達成できなかったものの、「国民的打者」と呼ばれこの5年間韓国プロ野球ナンバー1のスター選手として、通算4度のHR王、3度の打点王、4度のMVPを獲得したサムソンの主砲、イ・スンヨプ。
 彼がついに、韓国中が待ち望んでいた大記録を公式戦最終戦で達成しました!
 サムソンの本拠地、大邱(テグ)公設野球場はアジア新記録となる第56号HRを見ようと、1万2千人の超満員の観衆でふくれあがりました。
 外野には歴史に残るホームランボールを取ろうと、虫かごやグローブをもったファンたちの姿が目立ちました。
 まず試合は1回表、ロッテが4番センターのイシオンのタイムリーで2点を先制します。
 そして2回裏、サムソンの攻撃は先頭バッター4番ファーストのイ・スンヨプから始まりました。
 当然球場中からは、期待感にあふれた割れんばかりの喚声が沸き起こります。
 ロッテの先発イ・ジョンミンはまず初球をイ・スンヨプに投げ、外角に抜けボールとなりました。
 そして2球目は低めのストライクゾーンに入りましたが、イ・スンヨプは見逃します。
 カウント1−1で迎えた3球目、イ・ジョンミンの投じた白球は真ん中低めのやや内角よりの甘いコースに飛んでいきました。
 イ・スンヨプはこれを見逃さず、渾身の力を込めてバットを振りぬきます。
 バットの芯近くに激突した白球は高々と舞い上がり、センター方向へ低い弾道ながらもどんどん伸びていきます。
 球場全体の2万以上の瞳が見つめる中、白球はバックスクリーン左側の幅1メートルほどの外野席とフェンスの合間に落下しました!
 55号が出てから5試合足踏みしましたが、ついに、2003年10月2日19時ジャスト、アジア新記録となる第56号HRが出ました! 
 新記録達成の瞬間、球場中の噴射式の花火が勢いよく噴き上がり、夜空には何十発もの花火が打ち上げられ、バックスクリーンの電光掲示板には大きな金色の「56」の数字が映し出され、新記録を盛大に祝いました。
 イ・スンヨプは大歓声の中、右のこぶしを振り上げつつダイヤモンドを一周します。
 ホームインしたあとは、3塁のサムソンのベンチ前で両腕を広げ観客たちの歓声に応えます。
 このあと試合が中断され、祝賀セレモニーが行なわれました。
 イ・スンヨプはロッテ、サムソン両チームの主将から花束を渡され、お立ち台で特別インタビューを受けました。
 さらに各界からの祝電が披露され、中にはノ・ムヒョン大統領からのものもあり、球場中をさらに沸かせました。
 試合は興奮冷めやらぬうちに再開され、ロッテは3回表、3番DHペレス(元オリックス)のHRなどで2点を追加し、4−1とリードを広げます。
 サムソンも4回裏に3番レフトのヤン・ジュンヒョクの第33号2ランで1点差とします。
 ロッテは6回表と8回表に1点ずつを取って追いすがるサムソンを振り切り、今季最終戦を勝利で飾ることができました。
 ロッテのイ・ジョンミンはイ・スンヨプに第56号HRを打たれながらも、5回を3失点に抑え2年目にしてプロ入り初勝利をあげました。

 <SK4−2キア>
 この試合は両チーム消化試合となりましたが、4位SKにとっては3位サムソンとの準プレーオフを勝ち抜いたあとのプレーオフ対戦相手となるため、気を抜くことができません。
 一方キアにとっても、プレーオフでの対戦を考えここでSKの出鼻をくじいておきたいところです。
 キアに2点を先制されたSKは、3回裏に7番セカンドのチョン・ギョンベのタイムリーで同点とすると、8番キャッチャーのチョン・サンホのタイムリーで勝ち越しに成功します。
 SKは8回裏に3番ファーストのカン・ヒョクのソロHRで1点を追加し、そのまま逃げ切りました。
 今年の沖縄春季キャンプで練習中に160キロの投球を記録した、SKの先発のオム・ジョンウクは5回を2失点に抑え、2年目にしてプロ入り初勝利をあげ、ポストシーズン進出に当たって大きな収穫となりました。
 SKは球団創設後初のシーズン勝率5割以上を達成し、公式戦を終えました。

 <LG7−4ハンファ>
 ハンファは3回表、3番レフトのイ・ヨンウの2ランで先制しますが、LGは4回裏7番DHキム・グァンヒの2点タイムリーなどで4点を取り逆転すると、5回裏には4番ライトのアルカントゥラと5番キャッチャーのチョ・インソンの連続タイムリーで2点を追加します。
 追うハンファも6回表に2点を返しますが、その後の反撃を断たれてしまい、昨季は公式戦4位ながらも韓国シリーズに進出したものの、今季は終盤の失速で6位に終わってしまったLGは公式戦最終戦を白星で飾ることができました。
 今季終盤に猛烈な追い上げを見せ、ポストシーズン進出権を得られる4位まであと一歩と迫りながらも5位に終わったハンファは、この試合に勝てばシーズン勝率を5割で終えることができましたが、敗戦のため残念ながら勝率は5割未満となり、今シーズンの公式戦を終えました。

2003年10月01日(水)
<試合結果>
 キア5−0サムソン(光州)
 ロッテ8−4SK(仁川・文鶴)

 <キア5−0サムソン>
 この試合も、キアの本拠地光州の無等(ムドゥン)野球場は前日のサムソン−LG戦と同じく、超満員の観客であふれかえりました。
 観客のお目当ては何と言っても、イ・スンヨプ(サムソン)のアジア新記録となるシーズン第56号HRです。
 9月25日に韓国プロ野球新記録の第55号HRを打った縁起のいい地で、イ・スンヨプの大記録達成なるかがプロ野球ファンのみならず、全国民の関心として注目を浴びました。
 ですが、この試合は2位キアと1勝差で追う3位サムソンがポストシーズンのプレーオフ進出権をかけた大一番でもありました。
 試合はサムソンの先発が若手のクォン・オジュン、キアの先発が高卒2年目ながらも2年連続の2桁勝利をあげ、将来の韓国プロ野球を背負って立つ逸材となったキム・ジヌで始まりました。
 試合は4回裏、キアが4番ショートのホン・セワンのタイムリーなどで2点を先制すると、5回裏には3番ファーストのチャン・ソンホのタイムリーで1点を追加し、試合を優位に進めます。
 そして8回裏には5番ライトのパク・チェホンの2ランでダメ押し点を取ります。
 キアは先発キム・ジヌが7回を無失点に押さえ降板したあと、シン・ヨンウン、イ・ガンチョルの黄金リレーでサムソン打線を完封し、大一番に勝利し残り1試合で2位の座を確定しました。
 キム・ジヌは11勝目(5敗)をあげました。
 敗れたサムソンは3位が確定し、これで全8球団の順位が決定しました。
 注目のイ・スンヨプは4打数1安打でHRは出ず、2日の本拠地大邱(テグ)での公式戦最終戦となるロッテ戦に新記録をかけて臨むこととなりました。

 <ロッテ8−5SK> 
 SKはすでに4位を確定させており、この試合は最下位ロッテを相手に、4日から開始予定となっているポストシーズンの3位サムソンとの準プレーオフをにらんだ選手起用で試合を進めました。
 2−2の同点で迎えた4回表、ロッテはSKの3番手でここまで10勝をあげながらも故障で2軍落ちし、復活を期すチェ・チュンモから1番セカンドのチョ・ソンファンの満塁弾で勝ち越します。
 4回裏SKは1点を返しますが、5回表ロッテは7番キャッチャーのチェ・ギムンの2ランで8−3とリードを広げます。
 ロッテはその後のSKの反撃を1点に抑え勝利しました。ロッテの先発パク・チチョルは5回4失点ながらも打線の援護に恵まれ、チームトップとなる8勝目(7敗)をあげました。

2003年9月30日(火)
<試合結果>
 LG5−4サムソン(ソウル・蚕室)
 SK5−0ハンファ(大田)

 <LG5−4サムソン>
 この試合も、前日と同じくイ・スンヨプ(サムソン)のアジア新記録となる第56号HR見たさに、2万5千人の大観衆が蚕室(チャムシル)野球場に集まりました。
 また3位サムソンにとっては、1勝差で追う2位キアを追い越すためにも絶対落とせない試合でもあります。
 サムソンの先発はここまで13勝をあげているペ・ヨンスでしたが、2回裏にLGの7番サードのアン・サンジュンにタイムリーを打たれるなどして2点を先制され、3回裏には4番ライトのアルカントゥラのタイムリーで1点を追加され、4回裏途中で降板してしまい、さらにこの回1点を追加されます。
 一方サムソンは5回表、2番ライトのキム・ジョンフンのタイムリーと3番ファーストのイ・スンヨプの犠牲フライで3点を返し、4−3と1点差に迫ります。
 そして8回表、7番セカンドのチョ・ドンチャンのタイムリーで4−4の同点に追いつきます。
 しかしその裏、サムソンの3番手チョン・ビョンホが満塁から痛恨の押し出し四球を許し、LGに1点を勝ち越されます。9回表は8回から登板したLGのエースのイ・スンホが無失点に抑え、チームを勝利に導き11勝目(11敗)をあげました。
 イ・スンヨプは3打数1安打1打点でノーアーチに終わり、残り2試合にアジア新記録をかけることとなりましたが、打点では全試合が終了した現代のシム・ジョンスとトップタイの142となり、HR・打点王の2冠王達成が濃厚となりました。
 敗れたサムソンはこの日試合のなかったキアと1勝差のままとなり、2位進出が厳しくなりました。

 <SK5−0ハンファ>
 わずか1勝差の4位SKと5位ハンファのポストシーズン進出権をかけた大一番は、SKがスミス、ハンファがここまで15勝をあげているイ・サンモクの先発で始まりました。
 試合は2回表、SKが7番レフトのチョ・ギョンファンのタイムリーなどで3点を先制します。
 そして4回表には8番キャッチャーのパク・キョンワンのタイムリーなどで2点を追加し、イ・サンモクをノックアウトします。
 その後ハンファは先発要員のギーロン、中継ぎエースのパク・チョンジンとつなぎSK打線を抑えますが、味方打線もSKのスミスと守護神チョ・ウンチョンの2人に計3安打に抑えられ、完封負けしてしまいました。
 これでSKはハンファに残り2試合で2勝差をつけ、残り1試合のハンファが次の試合に勝ってもSKの勝数に及ばないため、2000年シーズン開幕前にサンバンウルレイダースを買収し球団が創設されて以来、4年目にして初のポストシーズン進出権を得る4位が確定しました。
 スミスは7勝目、チョ・ウンチョンはセーブ王を確定する36SP目をあげました。

 (トピックス)
 10月31日から札幌ドームで開幕するアテネオリンピックアジア地区予選を兼ねたアジア野球選手権の韓国代表選手22名が確定し、発表されました。
 メンバーは韓国プロ野球のスター選手が中心となり、海外でプレーする選手はク・デソン(オリックス)のみで、大学生も1名選ばれました。
 日本、台湾などの強豪と対戦する22名の選手たちは以下の通りです。

【投手】チョン・ミンテ(現代)、チョ・ヨンジュン(現代)
    イム・チャンヨン(サムソン)、キム・ジヌン(サムソン)
    イ・スンホ(SK)、キム・ジヌ(キア)、
    イ・ガンチョル(キア)、ク・デソン(オリックス)
    シム・スチャン(漢陽大)
【捕手】チン・ガビョン(サムソン)、チョ・インソン(LG)
【内野手】イ・スンヨプ(サムソン)、キム・ハンス(サムソン)
     チャン・ソンホ(キア)、キム・ジョングク(キア)
     ホン・セワン(キア)、キム・ドンジュ(トゥサン)
     パク・チンマン(現代)
【外野手】シム・ジョンス(現代)、パク・ハニ(サムソン)
     イ・ジョンボム(キア)、パク・チェホン(キア)

2003年9月29日(月)
<試合結果>
 サムソン7−5LG(ソウル・蚕室)
 トゥサン5−3ハンファ(大田)
 SK5−2ロッテ(釜山・社稷)

 <現代5−1キア>
 首位現代と2位キアの大一番は、現代の先発は現在最多勝争いトップの16勝をあげているチョン・ミンテ(元巨人)、キアの先発は7月入団ながらも8勝をあげているジョンソン(元近鉄)でした。
 3回表、現代は1番DHチョン・ジュンホのタイムリーで1点を先制し、5回表にはチョン・ジュンホが満塁から犠打を決めるなどして、2点を追加しジョンソンをノックアウトします。
 7回表にはチョン・ジュンホが2ランを放ちリードを広げます。
 その裏キアは3番ファーストのチャン・ソンホの第21号ソロHRで1点を返すのが精一杯でした。
 現代は今季最終戦となったこの試合で公式戦優勝を決め、シリーズ優勝した3年ぶり3度目の韓国シリーズ進出も決めました。
 チョン・ミンテは17勝目(2敗)をあげ、最多勝の座をほぼ手中にしました。

 <サムソン7−5LG>
 LGの本拠地であるソウル・蚕室(チャムシル)野球場には、イ・スンヨプ(サムソン)のアジア新記録の第56号HR見たさに2万8千人の大観衆が集まりました。
 現在3位とし烈な上位争いを繰り広げているサムソンは、1回表4番レフトのヤン・ジュンヒョクのタイムリーなどで2点を先制しますが、その裏LGは5番ライトのアルカントゥラのタイムリーで1点を返します。
 さらにLGは4回裏8番サードのアン・サンジュンのソロHRで2−2の同点とします。
 試合は8回表、サムソンが7番ライトのカン・ドンウのタイムリーで1点を勝ち越します。
 しかし粘るLGは9回裏、サムソンの守護神ノ・ジャンジンから4番DHキム・ジェヒョンが犠牲フライを放ち、4−4の同点に追いつき試合は延長に突入します。
 そして11回表、サムソンは途中出場のキム・ジョンフンのタイムリーなどで4点を勝ち越しますが、その裏LGは1番レフトのパク・ヨンテクのタイムリーなどで2点を返します。
 サムソンは9回裏エースのイム・チャンヨンを抑えとして登板させ、かろうじて逃げ切りました。
 3位サムソンは2位キアと2勝差となり、残り3試合に2位進出の望みを託すこととなりました。
 イ・スンヨプはこの日3四球の無安打に終わり、HR新記録はお預けとなりました。
 イ・スンヨプが四球で出塁した時、一部の過激な観客が怒ってスタンドから物を投げ込み、試合が数分間中断するハプニングが2度もありました。

 <トゥサン5−3ハンファ>
 トゥサンは1回表、3番レフトのチェ・ギョンファンの2ランで先制し、5回表にもハンファの内野手のエラーによって1点を追加します。
 5回裏ハンファは8番サードのイ・ボムホの2ランで1点差に迫りますが、トゥサンは7回表と9回表に1点ずつを追加し、9回裏のハンファの反撃を1点に抑え、序盤の大不振で7位に終わってしまった今季の最終戦を白星で飾りました。
 一方、SKとの激しい4位争いを繰り広げているハンファには、5位に転落する痛恨の敗戦となりました。
 トゥサンの先発で高卒新人のノ・ギョンウンは3勝目(1敗)をあげました。

 <SK5−2ロッテ>
 SKは3回表、ロッテの先発ヨム・ジョンソクから3番ライトのイ・ジニョンがタイムリーを打ち1点を先制すると、4回表には8番キャッチャーのパク・キョンワンのタイムリーで1点を追加します。
 一方ロッテは4回裏5番レフトのイ・ゲソンのタイムリーで1点を返します。
 6回表、SKは7番レフトのチョ・ギョンファンのタイムリーなどで2点を追加し、4−1とリードを広げます。
 6回裏ロッテは3番DHペレス(元オリックス)のソロHRで1点を返しますが、SKは8回表に1点を追加し勝負ありました。
 SKの先発キム・ウォンヒョンは9回裏のピンチでマウンドを降りましたが7勝目(7敗1S)を、このピンチをしのいだ守護神チョ・ウンチョンはセーブ王争い単独トップの35SP目をそれぞれあげました。
 SKは前日まで同じ勝数で並んでいたハンファに1勝差を付け、4位に浮上しました。

2003年9月28日(日)
<試合結果>
 ハンファ7−6現代(大田)
 キア11−3LG(ソウル・蚕室)
 SK5−1サムソン(大邱)

 <ハンファ7−6現代>
 ハンファは1回裏、2番ライトのイム・ジェチョルのソロHRで先制します。
 現代も3回表9番ショートのパク・チンマンのソロHRで同点としますが、その裏ハンファはイム・ジェチョルの2打席連続となる2ランと4番ファーストのキム・テギュンのソロHRで3点を勝ち越します。
 そして現代は4回表パク・チンマンのタイムリーなどで2点を返し、5回表には代打キム・ミヌのタイムリーで4−4の同点とします。
 さらに6回表現代は3番ライトの主砲シム・ジョンスのタイムリーなどで2点を勝ち越し、6−4と試合をひっくり返します。
 しかし8回裏、ハンファは7番セカンドのイム・スミンの2点タイムリーで同点とし、そのままの勢いで9回裏現代の守護神チョ・ヨンジュンからイム・ジェチョルがサヨナラタイムリーを打ち、サヨナラ勝ちしてしまいました。
 イム・ジェチョルは3安打4打点の大活躍でした。9回途中から登板した抑えのソン・ジヌが9勝目(7敗7S、韓国プロ野球最多の通算171勝目)をあげました。
 ハンファは同じ勝数で並ぶSKを押さえなんとか4位の座をキープしました。

 <キア11−3LG>  
 キアは1回表に3番ファーストのチャン・ソンホのタイムリーなどで3点を先制し、4回表には1番センターのイ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで1点を追加し、その後も着実に得点を重ね、16安打で11得点をあげます。
 キアの先発カン・チョルミンは5回を3失点に抑え、6勝目(7敗)をあげました。
 2番手のイ・ガンチョル、3番手のチン・ピルジュンがLG打線を無失点に抑え、特にチン・ピルジュンはポストシーズンでの抑え復帰に向けて好アピールをしました。
 キアはこの日ハンファに敗れた首位現代に2勝差と迫りました。

 <SK5−1サムソン>
 4回まではSKの先発キム・ヨンス、サムソンの先発ライアンの投げあいでお互い無得点でしたが、5回表にSKが代打ヤン・ヒョンソクのタイムリーなどで2点を取り先制します。
 一方サムソンは6回裏8番キャッチャーのチン・ガビョンの第21号ソロHRで1点を返します。
 SKは7回表に9番ショートのキム・ミンジェのタイムリーで1点、8回表には4番DHイ・ホジュンの第36号2ランで5−1とリードを広げ、9回には守護神のチョ・ウンチョンもセーブの付かない場面で投入し勝利しました。
 5位SKは、同じ勝ち数ながらも負け数が少ない4位ハンファに何とかくらいついています。
 3位サムソンはこの日LGに勝利した2位キアと2勝差をつけられ、公式戦優勝が苦しくなってきました。
 アジア新記録となる第56号HRが期待された主砲のイ・スンヨプはこの日ノーアーチに終わり、本拠地大邱の満員の観衆をがっかりさせてしまい、しかも打点王争いではこの日1打点をあげたライバルのシム・ジョンス(現代)に1点差(132点)を付けられてしまいました。

2003年9月27日(土)
<試合結果>
 現代9−3LG(水原)
 サムソン7−2ロッテ(大邱)
 ハンファ2−1トゥサン(ソウル・蚕室)

 <現代9−3LG>
 現代は1回裏、3番ライトの主砲シム・ジョンスの第53号2ランなどで3点を先制します。
 そして3回裏に現代は8番キャッチャーのキム・ドンスなどのタイムリーで3点を追加し、6−0とリードを広げます。
 LGも4回表に6番ファーストのチェ・ドンスのタイムリーなどで2点を返しますが、その裏現代は5番レフトのブロンバーの3ランで突き放します。
 LGは6回表に1点を返しましたが、反撃はここまででした。現代の先発マ・イリョンは5回と3分の2を投げ3失点でしたが、今季3勝目(6敗)をあげました。
 現代はキアと3勝差の首位をキープしていますが、残り試合はあと2つであり、5試合を残しているキア、サムソンと比べて若干優位に立っているに過ぎません。
 主砲のシム・ジョンスはHR王争いトップのイ・スンヨプ(サムソン)にあと2本差と迫り、打点はイ・スンヨプと並ぶトップタイの141としました。
  一方昨年は公式戦4位ながらも3位現代との準プレーオフ、2位キアとのプレーオフを勝ち抜き公式戦優勝のサムソンとの韓国シリーズに出場したLGは、6位が確定しました。

 <サムソン7−2ロッテ>
 圧倒的最下位に低迷したロッテの本拠地、釜山・社稷(サジク)野球場は普段だと観客が1000人を切ることも珍しくないのですが、この日はサムソンのイ・スンヨプのアジア新記録となる第56号HR見たさに、5ヶ月ぶりとなる1万人を超える観客が集まりました。
 ロッテは2回裏1点を先制しますが、サムソンは3回表に1番センターのパク・ハニの内野ゴロの間に同点に追いつきます。
 ですがその裏、ロッテは2番ショートのパク・キヒョクの内野ゴロの間に1点を勝ち越します。
 いっぽうサムソンは4回表5番DHマ・ヘヨンの第38号2ランと7番ライトのカン・ドンウのソロHRで4−2と試合をひっくり返します。
 そして8回表、イ・スンヨプはここまで3打数凡退といいところがありませんでしたが、1死1塁で4打席目に立ったとき、ロッテバッテリーが敬遠し、これに怒った外野席の観客が汚物をグラウンドに投げ込み、1時間半もの間試合が中断してしまいました。
 試合再開後、サムソンは4番レフトのヤン・ジュンヒョクとマ・ヘヨンのタイムリーで3点を追加し、リードを5点と広げそのまま勝利しました。
 サムソンの2番手で5回途中から6回までを無失点に抑えたキム・ヒョヌクが8勝目(2敗)をあげ、3位サムソンはこの日試合のなかった2位キアと2勝差としました。

 <ハンファ2−1トゥサン>
 ハンファは4回表、トゥサンの先発でここまで8勝をあげているキーファーから、4番ファーストのキム・テギュンのタイムリーで1点を先制します。
 さらに8回表にもハンファは8番サードのイ・ボムホのタイムリーで1点を追加します。
 ハンファの先発チョン・ミンチョル(元巨人)に7回まで無失点に抑えられていたトゥサン打線は、2番手ソン・ジヌから3番セカンドのアン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を返します。
 ですがハンファは1点のリードを守りきり勝利し、この日試合のなかったSKに勝ち数で並び、負け数が少ないためSKに代わって4位に浮上しました。
 チョン・ミンチョルは11勝目(10敗)を、ソン・ジヌは7セーブ目をそれぞれあげました。
 いっぽうおととし2001年シーズンには韓国シリーズ優勝に輝いたトゥサンは、7位が確定しました。

2003年9月26日(金)
<試合結果>
 現代6−2LG(水原)
 キア6−5SK(光州)

 <現代6−2LG>
 LGは2回表、6番ファーストのホン・ヒョヌのソロHRで先制すると、3回表には4番DHキム・ジェヒョンのソロHRで2−0とリードを広げます。
 LGの先発チェ・ウォンホに抑えられていた現代打線は、6回裏5番レフトのブロンバーがLGの3番手キョン・ホンホから逆転3ランを放ち試合をひっくり返します。
 そして7回裏に現代はブロンバーのタイムリーなどで3点を追加し、リードを広げます。
 7回途中から登板した現代の守護神チョ・ヨンジュンがLG打線を抑え28SP目をあげ、激しい首位争いの中で現代は2位キアと2勝差とする貴重な白星をあげました。
 現代の先発キム・スギョンは7回途中で降板しましたが2失点で10勝目(9敗)をあげ、2年連続の自身5度目となる2桁勝利を記録しました。決勝逆転3ランを打ったブロンバーは4安打4打点の大活躍でした。

 <キア6−5SK> 
 SKは4回表、これまで10勝をあげているキアの先発リオスから、リオスのエラーによって3塁まで進んだランナーが7番セカンドのチョン・ギョンベの内野ゴロの間に生還し、1点を先制します。
 その裏キアは、7番レフトのシン・ドンジュの3ランで逆転し、これまで10勝をあげているSKの先発チェ・チュンモをノックアウトします。
 SKは5回表に4番DHイ・ホジュンのタイムリーで1点を返すと、8回表にはキアの3番手イ・ガンチョルから代打ヤン・ヒョンソクの2点タイムリーで4−3と試合をひっくり返します。しかしその裏、キアは2死1,2塁のチャンスで代打
 キム・ギョンジンを打席に送り、彼はその期待に応え記念すべきプロ入り初HRとなる逆転3ランを放ち、6−4と試合をひっくり返しました。
 ポストシーズン進出権を得られる4位確保に必死のSKも、9回表イ・ホジュンのタイムリーで1点差に詰め寄りますが、なんとかキアが逃げ切り2位の座を確保しました。
 キアの4番手で8回途中から登板したシン・ヨンウンは2失点ながらも11勝目(3敗4S)をあげました。

2003年9月25日(木)
<試合結果>
 キア4−2サムソン(光州)
 ハンファ7−6現代(水原)
 トゥサン6−2ロッテ(ソウル・蚕室)

 <キア4−2サムソン>
 韓国のスポーツマスコミは、この1週間あまりプロ野球の激しい優勝争いよりも、イ・スンヨプのHR新記録への期待ばかり報道していました。
 当然この試合は同率2位のサムソンとキアの公式戦優勝をかけた大一番というよりも、すでに自己タイの54HRを放ちシーズンHR数韓国プロ野球タイ記録を達成しましたが、新記録を前に足踏みが続いているイ・スンヨプのHRが出るか出ないか、ということに全国民とマスコミの注目が集まっていました。
 キアの本拠地である光州(クァンジュ)の無等(ムドゥン)野球場も、イ・スンヨプの55号見たさに平日のナイターでもあるにかかわらず、1万人あまりの客席がほぼ埋めつくされ、外野スタンドはグローブをもったファンで押し合いへし合いとなっていました。
 さて、試合は序盤サムソンの先発のイム・チャンヨン、キアの先発キム・ジヌと両チームのエースの投げ合いとなります。
 そして5回裏、キアが9番サードのイ・ヒョンゴンのソロHRで先制し、試合の均衡が破れます。
 6回表のサムソンの攻撃で、ランナーを1人置いて3番ファーストのイ・スンヨプがこの試合3打席目に入ります。
 ここで1発出れば逆転となり、試合の主導権を握れます。
 マウンドのキム・ジヌは堂々と勝負に行きました。イ・スンヨプは初球を思い切って打ちにいきますがファールとなり、2球目と3球目はボールとなり見逃します。
 そして4球目、イ・スンヨプはキム・ジヌの内角高めの速球を振り切り、打球は高々と舞い上がり、狭い無等野球場のライトスタンド最上段に落ちました!
 これでイ・スンヨプはシーズンHR数の韓国プロ野球新記録、日本プロ野球記録に並ぶアジアタイ記録を打ち立てました!
 球場中が大歓声に包まれる中観客全員が総立ちとなり、グラウンドを一周するイ・スンヨプに惜しみない拍手を送りました。
 さて、試合は興奮冷めやらぬうちに再開されます。
 サムソンは7回、8回表にもチャンスを作りますが追加点を取れません。
 チャンスを逃したサムソンは、8回裏イム・チャンヨンのあとを受けた2番手のキム・ジヌンが、キアの代打イ・ジェジュに逆転3ランを打たれてしまいます。
 そしてキアの2番手シン・ヨンウンは9回表のサムソンの攻撃を抑え、10勝目(3敗4S)をあげました。
 サムソンと同率2位だったキアは、この勝利でサムソンに1勝差をつけ、単独2位となりました。

 <ハンファ7−6現代>
 現代は1回裏、ハンファの先発イ・サンモクから1番DHチョン・ジュンホの先頭打者HRなどで2点を取り先制します。
 ハンファも2回表、現代の先発でここまで8勝をあげ新人王候補のイ・ドンハクから4連打で3点を取り逆転します。
 しかしその裏、現代は6番レフトのブロンバーのソロHRで同点に追いつきます。
 両チームは5回に1点ずつ取り合い4−4で迎えた6回表、ハンファは代打キム・ジョンソクのタイムリーなどで3点を勝ち越します。
 現代は7回裏に1点を返し、9回裏も7回途中から登板したハンファの抑えソン・ジヌから、4番センターのイ・スンヨンがソロHRを打ち1点差に迫りますが、そのまま逃げ切られてしまいました。
 イ・サンモクは7回途中で降板し5失点ながらも、打線の援護で15勝目(6敗1S)をあげ、最多勝争いトップのチョン・ミンテ(現代)に1勝差としました。
 5位ハンファはこの日試合がなかった4位SKに1勝差と迫り、ポストシーズン進出に大きく前進しました。
 敗れた現代は2位キアと2勝差に迫られ、首位争いはますます混沌としてきました。

 <トゥサン6−2ロッテ>
 ロッテは3回表、2番ショートのパク・キヒョクの犠打で先制します。ロッテの先発イム・ギョンワンに抑えられていたトゥサン打線は、5回裏に2番ファーストのチャン・ウォンジンのタイムリーで同点とすると、6回裏には7番サードのホン・ウォンギと代打キム・ドンジュのタイムリーで2点を勝ち越し、7回裏には相手のエラーなどで3点を追加します。
 7位トゥサンは継投でロッテ打線を2点に抑え、6位のLGに2勝差と迫りました。

(おまけ)
 イ・スンヨプ韓国プロ野球新記録達成!ということで、日本プロ野球でシーズン55HRを放った王貞治、ローズ、カブレラが「スポーツ朝鮮(チョソン)」で紹介されています。記事はこちら
 王貞治は「64年 列島の神話」、ローズは「2001年の『黒い王貞治』」、カブレラは「2002年 ベネズエラ産巨砲」とそれぞれ紹介されています。

2003年9月24日(水)
<試合結果>
 サムソン6−6キア(光州、ダブルヘッダー第1戦)
 サムソン5−4キア(光州、ダブルヘッダー第2戦)
 ロッテ3−1トゥサン(ソウル・蚕室)
 ハンファ10−4現代(水原)

 <サムソン6−6キア、ダブルヘッダー第1戦>
 サムソンは1回表、4番DHマ・ヘヨンの第37号3ランで先制します。
 しかしキアはその裏、3番ファーストのチャン・ソンホのタイムリーで2点を返すと、4番ショートのホン・セワンのタイムリーで同点とし、9番サードのイ・ヒョンゴンのタイムリーで2点を勝ち越し、5−3と逆転します。
 しかし2回表、サムソンは1番センターのパク・ハニの2点タイムリーで同点とすると、4番DHマ・ヘヨンの内野ゴロで1点を勝ち越します。
 その後は両チームの2番手以降が踏ん張り、試合は動かないまま終盤に突入します。
 そして8回表、キアはチャン・ソンホの第20号ソロHRで6−6の同点とし、このまま9回を終了し、規約により延長戦なしの引き分けに終わりました。
 シーズンHR数アジア新記録が期待されたサムソンのイ・スンヨプは、3四球を記録しまともに勝負してもらえず、ノーヒットに終わりました。

 <サムソン5−4キア、ダブルヘッダー第2戦>
 キアは1回裏、3番ファーストのチャン・ソンホの内野ゴロで先制すると、4番ショートのホン・セワンの第22号2ランでこの回3点を奪います。
 サムソンも2回表には5番レフトのヤン・ジュンヒョクの第31号ソロHR、3回表には1番センターのパク・ハニのソロHRで3−2と1点差に迫ります。
 追い上げを受けたキアも4回裏、何とか1点を追加します。
 しかし6回表、サムソンは4番DHマ・ヘヨンのタイムリーで1点を返すと、続くヤン・ジュンヒョクは第32号2ランを放ち試合を逆転します。
 サムソンはそのまま逃げ切り、先発のペ・ヨンスは13勝(5敗)目、守護神のノ・ジャンジンは30SP目をあげました。
 サムソンはこれでキアに再び勝敗数がまったく変わらない同率2位となりました。
 HR新記録で注目され続けているサムソンのイ・スンヨプはこの試合もノーアーチと、大記録を目の前にバットが沈黙しています。

 <ハンファ10−4現代>
 ハンファは3回表、3番レフトのイ・ヨンウのタイムリーで1点を先制しますが、その裏現代はまず2番セカンドのパク・チョンホのタイムリーで同点とすると、満塁となってから5番レフトのブロンバーの走者一掃のタイムリー2塁打で3点をあげ試合をひっくり返します。
 ハンファ打線は現代の先発チョン・ジュンホに7回まで抑えられていましたが、8回表現代の2番手クォン・ジュンホンから5連打を放ち一気に4−4の同点とします。
 そして1死満塁の場面で、現代は守護神のチョ・ヨンジュンを投入しますが、ハンファの代打キム・ジョンソクが打った内野ゴロを現代のファーストのイ・テックンが処理を誤った上に悪送球をし、その間にランナーが全員生還し3点を勝ち越されます。
 その後ハンファはもう1点を追加し、試合を8−4とひっくり返してしまいました。
 ハンファは9回表にも6番キャッチャーのイ・ドヒョンの2ランでダメを押し、現代に逆転勝ちを収めました。
 ハンファの4番手パク・チョンジンが6勝目(7敗3S)をあげました。
 首位現代は同率2位のサムソンとキアとは3勝差で首位をキープし、一方好調5位ハンファはこの日試合がなかった4位SKと2勝差にせまりました。

 <ロッテ3−1トゥサン>
 ロッテは1回表、トゥサンの先発入来から4番ファーストのイ・デホのタイムリーで2点を先制します。
 入来はこの後ロッテ打線を2回から8回までノーヒットに抑えますが、味方打線もロッテの先発パク・チチョルの前に完璧に抑え込まれます。
 ようやっと初安打の出た5回裏、トゥサンは6番レフトのチェ・ギョンファンの犠牲フライで1点を返します。
 ですがこの後トゥサン打線はパク・チチョルの前に手も足も出ず、1安打しか打てませんでした。
 一方ロッテは9回表に8番キャッチャーのチェ・ギムンのタイムリーで1点を追加し、リードを2点とすると、9回裏もパク・チチョルがトゥサン打線を抑え接戦を制しました。
 パク・チチョルは完投で7勝目(7敗)をあげました。入来は完投しながらも11敗目(7勝5S)を喫しました。

2003年9月23日(火)
<試合結果>
 現代7−1トゥサン(水原)
 キア11−4サムソン(光州)
 ハンファ2−1SK(仁川・文鶴)
 LG3−2ロッテ(ソウル・蚕室)

 <現代7−1トゥサン>
 現代は3回裏、トゥサンの高卒新人で先発を任され2勝をあげたノ・ギョンウンから、2番セカンドのパク・チョンホのタイムリーで先制すると、続く3番ライトの主砲シム・ジョンスが第52号2ランを放つなどして、この回5点を奪いノ・ギョンウンをノックアウトします。
 そして4回裏には6番ショートのパク・チンマンのソロHRで1点を追加します。
 現代の先発チョン・ミンテは8回を1失点に抑え、最多勝争いトップの16勝目(2敗)をあげました。
 シム・ジョンスはHR王争いトップのイ・スンヨプに2本差とし、打点も137でトップのイ・スンヨプに2点差と迫りました。
 もちろんチームも2位キアと3勝差で首位をキープです。

 <キア11−4サムソン>
 キアは1回裏、3番ファーストのチャン・ソンホのタイムリーで1点を先制すると、2回裏には8番キャッチャーのキム・サンフン、2番セカンドのキム・ジョングク、チャン・ソンホのタイムリーで4点を追加します。
 一方サムソンも3回表に6番ライトのカン・ドンウのソロHRで1点を返し、5−1とします。
 キアは4回裏にキム・ジョングクのソロHRで1点を追加しますが、サムソンも5回表に1点を返して反撃します。
 ですが8回裏、キアはチャン・ソンホの満塁HRなどで5点を取り試合を決めました。
 9回表、サムソンは5番レフトのヤン・ジュンヒョクの第30号2ランで抵抗するのが精一杯でした。
 キアの先発ジョンソン(元近鉄)は関東で8勝目(3S)をあげました。
 また、チャン・ソンホは3安打1HR6打点の大活躍でした。
 サムソンの主砲イ・スンヨプは韓国プロ野球新記録となる第55号HR、アジア新記録となる第56号HRが期待されましたが、不発に終わりました。
 チームも同率2位だったキアに1勝差をつけられ、3位転落です。

 <ハンファ2−1SK> 
 ハンファは2回表6番キャッチャーのイ・ドヒョンのソロHRで先制しますが、その裏SKは8番キャッチャーのパク・キョンワンのタイムリーで同点とします。
 その後はSKの先発キム・ウォニョンとハンファの先発ギーロンとの投げ合いとなります。
 試合に決着を付けたのは、6回表のハンファの若き主砲、4番ファーストのキム・テギュンの自身初となる第30号ソロHRでした。
 ギーロンは8回途中で降板しましたが3勝目(3敗1S)を、抑えのソン・ジヌは5セーブ目をあげました。
 5位ハンファは4位SKに3勝差と迫り、首位争い同様4位争いもわからなくなってきました。

 <LG3−2ロッテ>
 LGの先発はエースのイ・スンホ、ロッテの先発は勝ち頭(7勝)のヨム・ジョンソクで、序盤はこの2人の投げ合いとなります。
 試合は5回裏、LGの7番キャッチャーのチョ・インソンが先制ソロHRを打ちやっと動きます。
 ロッテも6回表1番サードのチョ・ソンファンのタイムリーで同点に追いつきます。
 ロッテは8回表、代打パク・チョンテのタイムリーで1点を勝ち越しますが、その裏LGも4番DHキム・ジェヒョンのタイムリーで2−2の同点とします。
 9回裏、LGは四球で出塁した8番サードのイ・ジョンヨルが2死から盗塁を仕掛けます。
 これを見てあせったロッテのキャッチャーのチェ・ギムンが2塁へ悪送球し、ボールが外野へ転がる間にイ・ジョンヨルは3塁を回りホームを陥れ、サヨナラのホームを踏みLGの連敗を8でストップしました。
 9回から登板したLGの2番手のキョン・ホンホは4勝目(2敗1S)をあげました。

2003年9月21日(日)
<試合結果>
 サムソン7−5LG(大邱)
 キア6−4ハンファ(大田)
 SK3−1トゥサン(ソウル・蚕室)

 <サムソン7−5LG> 
 サムソンは1回裏、4番ファーストのマ・ヘヨンの第36号3ランで先制します。
 そして3回裏、8試合の間ノーアーチだった3番DHの主砲イ・スンヨプが右中間に第54号ソロHRを打ち、ついに自身が1999年に達成したシーズンHR数の韓国プロ野球記録に並び、サムソンの本拠地大邱公設野球場は興奮のるつぼとなります。
 5回表LGは3番センターのマルティネスの2ランなどで3点を返し、4−3と1点差に迫りますが、その裏サムソンはマ・ヘヨンと5番レフトのヤン・ジュンヒョクのタイムリーで2点を追加します。
 LGも8回表に1点を返しますが、サムソンもその裏この日5打点目となるマ・ヘヨンのタイムリーで7−4とします。
 サムソンは9回表のLGの反撃を1点に抑え、息づまる優勝争いの中貴重な勝ち星をあげました。
 いっぽうLGは泥沼の8連敗です。
 5回途中で降板したサムソンの先発チョン・ビョンホのあとを受けた2番手キム・ジヌンが9勝目(10敗)をあげました。
 サムソンはこの日勝利したキアと勝ち数も負け数もまったく同じ(73勝47敗)で前日同様同率2位をキープし、試合のなかった現代とは3勝差(76勝48敗)としています。
 イ・スンヨプは残り10試合でどこまでHR数を伸ばせるかが注目されます。

 <キア6−4ハンファ>
 キアは1回表、4番ショートのホン・セワンの内野ゴロで1点先制すると、続く5番ライトのパク・チェホンのタイムリーでもう1点を取ります。
 ハンファは2回裏1点を返すと、3回裏には3番ライトのイ・ヨンウのタイムリーでまず同点に追いつくと、5番キャッチャーのイ・ドヒョンのタイムリーで3−2と勝ち越します。
 しかしキアも5回表7番DHイ・ジェジュのタイムリーで3−3の同点としますが、その裏ハンファもイ・ドヒョンの内野ゴロで1点を勝ち越します。
 そして4−3とハンファ1点リードで迎えた9回表、キアは驚異的な粘りを見せます。
 まずキアはハンファの4番手ソン・ジヌを攻め、2死から連打でチャンスを作り代打シン・ドンジュのタイムリーでまず同点とすると、続く7番DHイ・ジェジュの犠牲フライで勝ち越し、さらに1点を加え奇跡の逆転を成功させます。
 9回裏はイ・ガンチョルが抑え、キアがハンファの連勝を7で止めました。キアの3番手のチン・ピルジュンは8回から9回途中まで投げ、4勝目(3敗19S)をあげました。
 キアはこの日勝利したサムソンと勝ち数負け数ともに同じとなり、首位現代と3勝差の同率2位となりました。

 <SK3−1トゥサン>
 SKは1回表、3番ライトのイ・ジニョンのタイムリーで先制しますが、その裏トゥサンも4番DHシム・ジェハクのタイムリーで1−1の同点とします。
 その後SKの先発スミス、トゥサンの先発キーファーの好投で両者無得点で試合が進みます。
 そしてSKは6回表、5番ファーストのキム・ギテのライト前ヒットをトゥサンのライトのキム・チャンヒが3塁に送球した際、ボールが走者のイ・ホジュンに当たってしまい、ボールがファールグラウンドを転がる間にイ・ホジュンが生還し、1点を勝ち越されます。
 そしてこの回、7番キャッチャーのパク・キョンワンのタイムリーでもう1点を追加します。
 SKは9回裏守護神チョ・ウンチョンを投入し、2点差を守り快勝しました。
 先発のスミスは6勝目(10敗)を、チョ・ウンチョンはイ・サンフン(LG)と並ぶセーブ王争いトップタイの34SP目をあげました。

2003年9月20日(土)
<試合結果>
 現代8−6ロッテ(釜山・社稷)
 ハンファ10−6キア(大田)
 サムソン7−2LG(大邱)
トゥサン6−3SK(ソウル・蚕室)

 <現代8−6ロッテ>
 現代は1回表、3番ライトの主砲シム・ジョンスの第50号ソロHRで先制します。
 ロッテはその裏、2番ライトのキム・デイクのタイムリーと4番センターのイシオンの内野ゴロで2点を取り逆転します。
 しかし2回表、現代は8番キャッチャーのキム・ドンスのタイムリーで同点とします。
 そして現代は4回表、ロッテの3番手で11セーブをあげているイム・ギョンワンを攻め、まず1番DHチョン・ジュンホの犠打で1点を勝ち越すと、さらにシム・ジョンスの第51号満塁HRでこの回5点を取って試合の主導権を握り、6回表にも1点を追加し8−2とリードします。
 しかしロッテも6回、7回裏と3番DHペレス(元オリックス)のタイムリーで2点ずつを返します。
 現代は9回裏には守護神のチョ・ヨンジュンを投入し何とか逃げ切りました。
 現代の先発キム・スギョンは7回途中6失点で降板しましたが9勝目(9敗)を、チョ・ヨンジュンは27SP目をそれぞれあげ、現代の首位キープに貢献しました。
 いっぽうロッテのイム・ギョンワンはこれで13敗目(3勝11S)となりました。
 シム・ジョンスはHR王トップのイ・スンヨプ(サムソン)に2本差と迫り、打点も130とし同じくトップのイ・スンヨプに7点差と迫ります。
 1シーズンに2人以上の打者が50HR以上を記録したのは、韓国プロ野球史上初です。

 <ハンファ10−6キア>
 キアは1回表、4番ショートのホン・セワンのタイムリーで2点を先制しますが、ハンファは3回裏まず3番レフトのイ・ヨンウの内野ゴロで1点を返すと、続く4番ファーストのキム・テギュンのタイムリーで同点に追いつきます。
 そして4回裏にはイ・ヨンウの満塁HRなどで一挙5点を取り、ここまで10勝をあげているキアの先発キム・ジヌをノックアウトします。
 キアも7回表に1点を返しますが、ハンファもその裏代打チャン・ジョンフンの2ラン(通算333本目、韓国プロ野球史上最多記録更新中)などで3点を取り、リードを広げます。
 粘るキアも9回表に5番ライトのパク・チェホンの3ランで4点差としますが、反撃もここまででした。
 ハンファの先発チョ・ギュスは6回を2失点に押さえ4勝目(9敗2S)をあげ、チームの7連勝に貢献しました。

 <サムソン7−2LG>
 サムソンは2回裏、8番キャッチャーのチン・ガビョンのタイムリーなどで3点を先制し、続く3回裏には5番レフトのヤン・ジュンヒョクの第29号2ランで追加点をあげ、ここまで9勝をあげているLGの先発チャン・ムンソクをノックアウトします。
 サムソン打線はその後も追加点を奪い、先発のイム・チャンヨンもLG打線を抑え40日ぶりとなる13勝目(3敗)をあげました。
 この日キアが負けたことにより、サムソンは勝敗数がまったく同じとなり(72勝47敗)同率2位となりました。
 首位現代とは3勝差(実質1ゲーム差)であり、各チーム残り10試合を切っても公式戦優勝の行方はまだまだ分かりません。
 一方LGは元気なく7連敗です。
 なおサムソンの主砲イ・スンヨプは8試合連続ノーアーチとなり、自己が持つ韓国プロ野球のシーズンHR記録の54本を前に足踏み状態が続いています。

 <トゥサン6−3SK>
 SKは2回表8番キャッチャーのパク・キョンワンの2ランで先制しますが、その裏トゥサンは7番ファーストのムン・ヒソンのタイムリーで1点を返すと、続く8番サードのホン・ウォンギが同点タイムリーを放ち、1番センターのチョン・サンヨルは逆転タイムリーをSKに浴びせ、3−2と試合をひっくり返します。
 3回表にSKは3番センターのイ・ジニョンのタイムリーで同点としますが、4回裏トゥサンは代打チャン・ウォンジンの内野ゴロの間に勝ち越すと、続く3番セカンドのアン・ギョンヒョンの2点タイムリーでリードを広げます。
 トゥサンは5回以降を継投でしのぎSK打線を抑え、そのまま逃げ切りました。

 (おまけ)
 トゥサンの入来の記事が「スポーツ朝鮮(チョソン)」に載っていたので紹介します。
 見出しは「トゥサンの入来『直球の切れがいい』」とあり、入来の談話が載っていますが、これまで先発で7勝と来季の残留が微妙な状況もあってか、「機会があれば来年もトゥサンのユニフォームを着て、韓国で活躍したい」と語っています。

2003年9月19日(金)
<試合結果>
 現代11−4ロッテ(釜山・社稷)
 サムソン5−5ハンファ(大田)
 トゥサン7−1SK(ソウル・蚕室)

 <現代11−4ロッテ>
 現代は1回表、3番ライトの主砲シム・ジョンスが第49号ソロHRを打ち先制すると、2回表には怪我から47日ぶりに復帰した9番サードのチョン・ソンフンのタイムリーでもう1点を追加します。
 ロッテも2回裏、7番キャッチャーのチェ・ギムンと8番セカンドのパク・ヒョンスンのタイムリーで2−2の同点に追いつきますが、3回表現代は4番センターのイ・スンヨンの犠牲フライで1点を勝ち越すと、4回表にはこの日4安打を放った8番ファーストのイ・テックンのタイムリーでもう1点を追加します。
 ロッテも4回裏パク・ヒョンスンのタイムリーで1点を返しますが、5回表現代はこの日4安打を放ったシム・ジョンスのタイムリーなどで3点を追加し、7−3とリードを広げます。
 現代は7回表にも4点をあげロッテを突き放し、首位の貫禄を見せ圧勝しました。
 現代の先発チョン・ジュンホは6回途中3失点で降板しますが、打線の援護に恵まれ4勝目(2敗)をあげました。

 <サムソン5−5ハンファ>
 ハンファの先発はこれまで14勝をあげ、この試合に勝って最多勝争いトップタイの15勝をあげているチョン・ミンテ(現代、元巨人)に並びたいイ・サンモクでした。
 しかし、1回表サムソンの2番セカンドのコ・ジヘン(元阪神の高山智行)に先制ソロHRを浴びると、3回表には5番レフトのヤン・ジュンヒョクのタイムリーなどで3点を奪われ、リードを広げられます。
 ハンファは3回表に1点を返しますが、5回表サムソンはヤン・ジュンヒョクが第28号ソロHRを打ち1点を追加し、イ・サンモクはこの回で降板します。
 ヤン・ジュンヒョクは韓国プロ野球史上4人目となる通算250号本塁打を達成しました。
 いっぽう5回裏、ハンファは4番ファーストのキム・テギュンが第29号3ランを放ち、5−4の1点差に迫ります。このまま両チーム無得点で迎えた9回裏、ハンファは7番サードのイ・ボムホの起死回生の同点ソロHRで試合を振り出しに戻します。
 試合はこのまま延長に突入し両チーム共に無得点に終わり、5−5の引き分けに終わりました。
 サムソンの主砲イ・スンヨプはこれで7試合連続本塁打なしとなり、HR王争いのライバルのシム・ジョンス(現代)に4本差と迫られました。

 <トゥサン7−1SK>
 トゥサンは序盤から打線が爆発し、1回裏には5番キャッチャーのホン・ソンフンのタイムリーで2点を先制すると、3回表には7番センターのキム・チャンヒのタイムリーでもう1点を、4回表にはキム・チャンヒのタイムリーなどでさらに3点、5回表には3番セカンドのアン・ギョンヒョンの犠牲フライでダメ押しとなる1点を追加し、7−0と大きくリードします。
 トゥサンの先発入来は7回を1失点に抑え、7勝目(10敗5S)をあげました。

2003年9月18日(木)
<試合結果>
 サムソン8−2トゥサン(大邱)
 ハンファ−LG、SK−キアは雨天中止。

 <サムソン8−2トゥサン>
 サムソンは1回裏、4番DHマ・ヘヨンのタイムリーで1点を先制すると、2回裏にはさらに1点を取り、3回裏には6番サードのキム・ハンスの3ランで5−0とリードを広げ、トゥサンの先発のイ・ギョンピルをノックアウトします。
 5回表にLGは1点を返しますが、6回裏サムソンは3番ファーストの主砲イ・スンヨプのタイムリーなどで2点を取り、試合をほぼ決めてしまいました。
 サムソンは連敗を4で止め、先発のペ・ヨンスは7回を2失点に抑え12勝目(5敗)をあげました。

2003年9月17日(水)

<試合結果>
 現代4−3SK(水原)
 キア6−2LG(光州)
 トゥサン6−5サムソン(大邱)
 ハンファ4−0ロッテ(釜山・社稷)

 <現代4−3SK> 
 SKは1回表、現代の先発チョン・ミンテから2番ショートのキム・ミンジェのタイムリーで1点を先制すると、この回もう1点追加します。
 現代は2回裏6番ショートのパク・チンマンのタイムリーで1点を返しますが、3回表SKに4番DHイ・ホジュンのタイムリーで1点を追加され3−1とリードを広げられます。
 しかし3回裏、現代は3番セカンドのパク・チョンホの2点タイムリーで同点とすると、5番センターのイ・スンヨンの打球をSKのファーストのカン・ヒョクがエラーし、1点を勝ち越します。
 その後両チームとも得点をあげられず、現代が1点差を守りきりました。
 チョン・ミンテは最多勝単独トップの15勝目(2敗)を、現代の守護神のチョ・ヨンジュンは26SP目をあげ、首位キープに大きく貢献しました。

 <キア6−2LG>
 LGは1回表、3番センターのマルティネスのソロHRで先制すると、3回表には8番キャッチャーのチョ・インソンのソロHRでリードを広げます。
 キアもその裏4番ショートのホン・セワンの犠牲フライで2−1と1点差とします。
 そして5回裏、キアはホン・セワンの2ランで逆転すると、この回さらに2点を取り5−2とリードを奪います。
 7回裏には5番ライトのパク・チェホンのソロHRで1点を追加し、勝利を決定付けました。
 キアの先発カン・チョルミンは6回を2失点に抑え5勝目(7敗)をあげました。
 LGはこれで元気なく6連敗で、この日勝ったハンファに抜かれ6位転落です。

 <トゥサン6−5サムソン>
 サムソンは1回裏、4番DHマ・ヘヨンのタイムリーなどで2点を取り先制します。
 トゥサンは2回表に1点を返すと、3回表には3番セカンドのアン・ギョンヒョンのタイムリーで2−2の同点に追いつきます。
 そして4回表、トゥサンは9番ショートのソン・シホンのタイムリーなどで2点を勝ち越し、7回裏には5番キャッチャーのホン・ソンフンの2ランで6−2とリードを広げます。
 粘るサムソンは9回裏、連打で点差を縮め3番ファーストの主砲イ・スンヨプのタイムリーで1点差まで迫ります。
 しかし、最後は抑えのイ・ジェヨンが4番レフトのヤン・ジュンヒョクを打ち取り、何とか逃げ切りました。トゥサンの先発ノ・ギョンウンは先週のプロ入り初勝利に続く2勝目をあげました。
 3位サムソンは主砲イ・スンヨプの沈黙と共にチーム状況も悪くなり、2位キアとの勝差を2に広げられました。

 <ハンファ4−0ロッテ>
 この試合は前日同様、8回まで両チーム無得点の投手戦となりました。
 8回表、ハンファは2番センターのキム・スヨンのタイムリーで先制すると、このあと4番ファーストのキム・テギュンのタイムリーなどでこの回3点を奪います。
 そして9回表にも1点を追加し、4−0とリードを広げます。
 ハンファは3投手の完封リレーで6連勝を飾り、同じ勝数ながらも負け数が少ないためLGを抜いて5位となりました。
 6回途中から8回まで無失点に抑えた2番手のマ・ジョンギルが2日連続の勝ち星となる3勝目(2敗2S)をあげました。

2003年9月16日(火)

<試合結果>
 キア8−2LG(光州)
 トゥサン6−4サムソン(大邱)
 ハンファ3−0ロッテ(釜山・社稷)

 <キア8−2LG>
 LGは4回表、5番ライトのアルカントゥラの2ランで先制します。
その裏キアはまず5番ライトのパク・チェホンのタイムリーで1点を返すと、続く7番DHイ・ジェジュのタイムリーで2−2の同点とします。
そして5回裏、1番センターのイ・ジョンボムが今日3安打目となる2塁打で出塁したあと、2番セカンドのキム・ジョングクの2ランで勝ち越します。
 キアはその後も追加点をあげLGに快勝し、この日トゥサンに負けたサムソンを抜いて単独2位に浮上しました。
 先発のジョンソンは8回を2失点に抑え7勝目(3S)をあげました。
 またイ・ジョンボムは3回裏に盗塁王争いトップを独走する44個目の盗塁を決め、4安打を放つ大活躍で安打数でもトップに躍り出ました。

 <トゥサン6−4サムソン>
 トゥサンは2回表6番ライトのイ・スンジュンのソロHRで先制すると、3回表には4番DHムン・ヒソンのタイムリーで2点を追加します。
 トゥサンは4回、5回にも1点ずつを取り5−0とリードを広げ、サムソンの先発で8勝をあげているチョン・ビョンホをノックアウトします。
 サムソンは6回裏に3番レフトのヤン・ジュンヒョクのソロHRなどで2点を取り3点差としますが、8回表にトゥサンは1点を追加し点差を広げます。
 その裏サムソンはヤン・ジュンヒョクのタイムリーと4番ファーストの主砲イ・スンヨプの内野ゴロで2点を返しますが、反撃もここまででした。
 トゥサンの先発キーファーは8勝目(5敗)を、守護神ク・ジャウンは20SP目をあげました。敗れたサムソンはキアに抜かれ3位転落ですが、この日試合のなかった首位現代とはまだ3勝差と、公式戦優勝の行方は依然読めません。

 <ハンファ3−0ロッテ>
 すでに3年連続の単独最下位が決定したロッテですが、この試合は8勝8敗と今季五分の星で戦っているハンファと投手戦を繰り広げます。
 6回までハンファ打線を1安打に抑えていたロッテの先発ヨム・ジョンソクは、7回表ついに8番サードのイ・ボムホの2ランを許し先制されます。
 ハンファは8回表に4番ファーストのキム・テギュンのタイムリーで1点を追加し、そのまま逃げ切りました。
 ハンファの2番手で5回から7回までを無失点に抑えたマ・ジョンギルが2勝目(2敗2S)を、守護神のソン・ジヌは4セーブ目(8勝6敗)をあげ、チームを5連勝に導きました。

2003年9月15日(月)

<試合結果>
 ハンファ6−1LG(大田)

 <ハンファ6−1LG>  
 この試合ハンファの先発は10勝をあげているチョン・ミンチョル(元巨人)、LGは奪三振王争いを独走し(142奪三振)10勝をあげているイ・スンホで、終盤まで両先発の投手戦となりました。
 ハンファは2回裏、韓国プロ野球の通算安打・本塁打・打点記録を持つ6番DHチャン・ジョンフンの今季第5号ソロHR(通算332本目)で先制します。
 その後チョン・ミンチョルは7回を無失点に抑え、あとを韓国プロ野球の通算勝利数記録を持つソン・ジヌに託します。
 しかしソン・ジヌは8回表にLGの7番ショートのアン・サンジュンに同点タイムリーを打たれます。
 追いつかれたハンファは8回裏、LGの2番手チョン・スンナムを攻略し、4番ファーストのキム・テギュンのタイムリーで勝ち越すと、この回一気に5点を取りリードを奪います。
 9回表はソン・ジヌがLG打線を3人で切って取り、今季8勝目(6敗3S)をあげ史上初の通算170勝投手となりました。

 (おまけ)
 「スポーツ朝鮮」の「阪神タイガース 18年ぶりのリーグ優勝」と銘打たれた阪神優勝に関する記事です。
 星野監督胴上げの写真上の青字の見出しには、「広島を破り、残り試合関係なくセントラルリーグ優勝確定、日本経済をこれからよみがえらせるだろう、と列島中が興奮のるつぼ」と書かれています。

2003年9月14日(日)

<試合結果>
 現代5−2トゥサン(ソウル・蚕室)
 SK7−4サムソン(仁川・文鶴)
 ロッテ6−5キア(釜山・社稷)
 ハンファ8−2LG(大田)

 <現代5−2トゥサン>
 現代は1回表、トゥサンの先発入来から3番ライトの主砲シム・ジョンスが第48号2ランを打ち先制します。
 現代は3回表、4回表にも1点ずつを追加し、リードを広げます。8回には7番レフトのブロンバーにソロHRが出てダメを押します。
 トゥサンは8回裏に2点を返しますが、反撃はそこまででした。
 現代の先発キム・スギョンは8回途中で降板しましたが、8勝目(9敗)をあげました。一方入来は10敗目(6勝5S)です。

 <SK7−4サムソン>
 サムソンは1回表に2点、2回表に1点を取り3−0とリードします。
 3回裏にSKは1点を返しますが、4回表にサムソンは8番キャッチャーのチン・ガピョンの第20号ソロHRで4−1と再び3点差とします。
 SKは6回裏に2点を返し1点差に迫ると、続く7回裏まず4番DHイ・ホジュンのタイムリーで同点とすると、6番ファーストのカン・ヒョクの内野ゴロの間に3塁走者が生還し、ついに逆転に成功します。
 さらに8回裏には5番サードのディアズのタイムリーで2点を追加し、そのまま逃げ切り勝利しました。
 SKはこれで3連勝となり、ポストシーズンに進出できる4位以上確保にだいぶ光明がさしてきました。
 SKの先発の軸として期待されながらも、故障で長いこと勝利から遠ざかっていた3番手のイ・スンホが5勝目(3敗)を、守護神のチョ・ウンチョンがセーブ王争いのトップを行くイ・サンフン(LG)に1差と迫る33SP目をそれぞれあげました。

 <ロッテ6−5キア>
 キアは1回表1点を先制しますが、その裏ロッテは13日から50日ぶりのスタメンに復帰した3番DHペレス(元オリックス)のタイムリーで同点とすると、6番ファーストのイ・デホのタイムリーで勝ち越したあとさらに2点を追加し、4−1と逆転します。
 キアは3回表1番センターのイ・ジョンボム(元中日)が四球で出塁後、今季43個目の盗塁を決めて作ったチャンスを生かし1点を返すと、4回表には7番ライトのシン・ドンジュのタイムリーでもう1点を奪い4−3と1点差に迫ります。
 2回以降キアの先発で10勝をあげているリオスを打てなかったロッテは、6回裏1番レフトのイ・ゲソンの2点タイムリーで6−3とリードを広げます。
 しかしキアは8回表、5番DHパク・チェホンのタイムリーやロッテ内野陣のエラーで2点を返し、6−5と1点差に迫りますが、何とかロッテは逃げ切りました。
 ロッテは19試合目にして対キア戦今季初勝利を飾り、昨年から続く同一チーム相手の連敗記録を18でストップしました(引き分け1試合を含む)。
 ロッテの3番手で5回から7回までを無失点に抑えたイム・ギョンワンが3勝目(11敗11S) を、新守護神カン・サンスが5セーブ目(2勝2敗)をそれぞれあげました。

 <ハンファ8−2LG> 
 ハンファは1回裏、4番ファーストのキム・テギュンのタイムリーなどで2点を先制すると、2回裏に2点、3回裏に1点を奪いリードを広げます。
 続く4回裏にもハンファは3番レフトのイ・ヨンウの3ランで8−0と序盤で試合を決めてしまいました。
 ハンファの先発イ・サンモクは6回を2失点に抑え、チョン・ミンテ(現代、元巨人)と並ぶ最多勝争いトップタイとなる14勝目(6敗1S)をあげました。

2003年9月13日(土)

<試合結果>
 トゥサン7−6現代(ソウル・蚕室、ダブルヘッダー第1戦)
 トゥサン9−1現代(ソウル・蚕室、ダブルヘッダー第2戦)
 SK5−4サムソン(仁川・文鶴)
 キア6−1ロッテ(釜山・社稷)
 ハンファ4−3LG(大田、ダブルヘッダー第1戦)
 ハンファ7−6LG(大田、ダブルヘッダー第2戦)

 <トゥサン7−6現代、ダブルヘッダー第1戦>
 トゥサンは1回裏、3番セカンドのアン・ギョンヒョンのタイムリーで先制しますが、2回表現代は9番サードのチェ・ジョングクのタイムリーで同点とすると、続く1番DHチョン・ジュンホのタイムリーで勝ち越すと、この回もう1点取り3−1と逆転します。
 そして5回表、現代は3番ライトの主砲シム・ジョンスの第47号2ランでリードを4点と広げます。
 しかし7回裏にトゥサンは1点を返すと、8回裏には4番DHキム・ドンジュと5番キャッチャーのホン・ソンフンの連続タイムリーで2点を返し5−4と1点差に迫ります。
 現代は9回表、7番レフトのブロンバーのソロHRで6−4とリードを広げ、何とか逃げ切るかに見えました。
 しかし9回裏、現代の守護神チョ・ヨンジュンが大乱調で、1死後連打で1点を返されると、4番キム・ドンジュを敬遠し満塁策を取ります。しかし続くホン・ソンフンには押し出し四球で同点とされ、さらに代打チェ・ギョンファンにも押し出し四球を与え、無念のサヨナラ負けとなりました。
 9回表2死から登板し打者1人を抑えた、トゥサンの中継ぎのイ・ヒェチョンが5勝目(3敗)をあげました。

 <トゥサン9−1現代、ダブルヘッダー第2戦>
 トゥサンは1回裏、4番DHキム・ドンジュのタイムリーで先制しますが、2回表現代の7番レフトのブロンバーのタイムリーで同点とされます。
 しかしその裏、トゥサンは2番レフトのチャン・ウォンジンのタイムリーで勝ち越すと、この回さらに2点を取り4−1とリードします。
 4回裏には3番セカンドのアン・ギョンヒョンのタイムリーなどで3点を追加し7−1と点差を6に広げます。
 トゥサンは8回裏にも2点を取り、首位現代に連勝しました。トゥサンの先発イ・ギョンピルは6回途中で降板しましたが1失点に抑え、8勝目(12敗)をあげました。

 <SK5−4サムソン>
 サムソンは1回表、3番レフトのヤン・ジュンヒョクのタイムリーなどで4点を先制し、試合の主導権を奪います。
 一方サムソンの先発で11勝をあげているペ・ヨンスに抑えられていたSKは、5回裏に1番センターのチョ・ウォヌのタイムリーなどで2点を返し、反撃ののろしをあげます。
 そして8回表、SKは1点を返すとチョ・ウォヌのタイムリーで4−4の同点とし、試合は延長にもつれ込みます。
 そして試合は10回裏、SKのチョ・ウォヌが2軍から復帰し中継ぎ登板したサムソンのエース、イム・チャンヨンからサヨナラHRを打ったことにより決着が付きました。
 10回表に登板したSKの守護神チョ・ウンチョンは32SP目となる6勝目(5敗26S)をあげました。

 <キア6−1ロッテ>
 試合が動いたのは5回表、キアが1番センターのイ・ジョンボムの第20号ソロHRで先制してからです。
 イ・ジョンボムはこれで韓国プロ野球史上際高齢となる33歳での20本塁打−20盗塁を達成しました。
 この回さらに3番ファーストのチャン・ソンホにも2ランが出てリードを広げます。
 6回表には5番ライトのパク・チェホンのソロHRと、さらにもう1点追加し5−0としました。ロッテはその裏1点を返しますが、キアは7回表にも1点を追加し試合を決めました。
 キアの先発キム・ジヌは7回を1失点に抑え、昨年のルーキーイヤーに続く2年連続の2桁勝利となる10勝目をあげました。また、ロッテの先発ソン・ミンハンは5失点で完投したものの敗戦投手(3勝11敗)となりました。
 この試合に3位キアが勝ち、2位サムソン・首位現代がともに負けたことにより、首位戦線は上位3チームが2勝差にひしめく大混戦となってきました。

 <ハンファ4−3LG、ダブルヘッダー第1戦>
 LGは2回表、6番センターのマルティネスの2ランで先制します。
 一方ハンファも3回裏4番ファーストのキム・テギュンの2ランで同点とすると、4回裏には2番サードのイ・ボムホのタイムリーで1点を勝ち越します。
 しかしLGも6回表、4番ライトのアルカントゥラのソロHRで3−3の同点とします。
 しかし9回裏、ハンファは満塁のチャンスから5番キャッチャーのイ・ドヒョンの内野ゴロの間に3塁走者が生還し、ハンファがサヨナラ勝ちしました。

 <ハンファ7−6LG,ダブルヘッダー第2戦>
 ハンファは1回裏、3番レフトのイ・ヨンウと4番ファーストのキム・テギュンの連続タイムリーで2点を先制します。
 しかし3回表、LGは5番センターのマルティネスの満塁HRで逆転しますが、その裏ハンファもキム・テギュンの第28号2ランで4−4の同点とします。
 LGは5回表、7番キャッチャーのチョ・インソンの2ランで勝ち越しますが、7回裏ハンファは7番セカンドのイム・スミンの2点タイムリーで6−6の同点とし、試合はこのまま延長に突入します。
 11回裏、LGのマウンドには10回から登板した守護神のイ・サンフン(元中日のサムソン・リー)が上がっていましたが、1死1,2塁のピンチを迎えます。
 ここでイ・ヨンウがサヨナラタイムリーを打ち、ハンファが4時間24分の激闘を制しました。
 イ・サンフンはこのところの好調が嘘のようなセーブ失敗でした。
 10回から登板し2回無失点に抑えたハンファのソン・ジヌが7勝目(6敗3S)をあげ、通算勝利数の韓国プロ野球記録を169に伸ばしました

2003年9月12日(金)

<試合結果>
 トゥサン−現代、サムソン−ロッテ、ハンファ−LGの3試合とも雨天中止。

 (トピックス)
 9月8日、韓国野球委員会は10月12日から25日までキューバで開かれる野球W杯の韓国代表選手を発表し、24名のプロと大学生の混成チームとなることが明らかとなりました。
 監督には檀国(タングク)大学野球部監督のカン・ムンギル氏で、投手コーチにはLGのキム・ヨンスコーチが選ばれています。
 一方今回代表に選ばれた12名のプロ選手には、公式戦終了後の10月のポストシーズン進出が濃厚な優勝争いをしている現代、サムソン、キア、そして現在4位SKの選手は1人もいません。
 以下、代表に選ばれたプロ選手たちの氏名と今季の成績です。彼らのほとんどは、11月のアテネ五輪予選を兼ねたアジア野球選手権(日本・札幌ドームで開催)の韓国代表には選ばれないものと思われます。

(投手)
 イ・ジェウ(トゥサン)     22試合 2勝0敗   防御率3.34
 イ・ジェヨン(トゥサン)    46試合 6勝2敗3S 防御率3.79
 イ・ヒェチョン(トゥサン)   76試合 4勝3敗   防御率3.68

(捕手)
 チェ・ギムン(ロッテ)     106試合 打率.292 1HR 36打点 6盗塁

(内野手)
 ソン・ジファン(LG)     57試合 打率.200 0HR 4打点 0盗塁
 キム・テギュン(ハンファ)   116試合 打率.317 26HR 78打点 3盗塁
 ペク・チェホ(ハンファ)    80試合 打率.248 2HR 21打点 3盗塁
 ハン・サンフン(ハンファ)   79試合 打率.208 1HR 18打点 6盗塁

 (外野手)
 チョン・サンヨル(トゥサン)  111試合 打率.266 1HR 27打点 7盗塁
 キム・チャンヒ(トゥサン)   107試合 打率.269 3HR 33打点 4